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闘う言葉

片野坂知宏監督「前線3枚のところでいろんな状況に対応できるよう準備した」

 

【記者会見】

ホームで無失点で勝ち点3を取れたことが、われわれにとってはすごく大事だった。春休みでたくさんの方が応援に来てわれわれの後押しをしてくださった。

千葉さんは本当に攻撃力があり、個としてもクオリティーの高い選手が揃っている相手なので、難しいゲームになるだろうと思っていた。[3-4-2-1]で来るのか[4-3-3]で来るのか、どういうやり方で来るのかが分からなかった中で、メンバー表を見ておそらく[3-4-2-1]でミラーゲームだろうと思い、準備してきたことをトライした。相手にボールを持たれて我慢する時間が多かったが、戦術を確立し個人の能力も高いチームに対して我慢強く戦えたところは良かった。

前半もそれほど決定機を作らせなかった中で、ラッキーな形で先制点を取れた。千葉さんを相手に先制点を取れたのは、どういう形であろうと大きかった。それにより戦い方もはっきりしてきた。後半は千葉さんもリスクを負って攻めてくるだろうと予想した中で、変化もあり、ボールを持たれてもとにかく我慢強くやっていこうとハーフタイムに選手たちに話した。集中を切らさずにやってくれたと思う。

次の1点が大事だというところでわれわれも交代カードを切り、相手が前がかりになるところをひっくり返して得点を重ねたのが勝ち点3を取れるポイントになったと思う。これまでも途中から出場した選手たちは決定機をたくさん作りながらなかなか得点できなかったのだが、今日は途中出場の選手たちが結果を出してくれて、チーム力の部分でもしっかりやってくれた。

これも全選手が良い準備をしてくれたから。今日の11人、18人を選ぶのは本当に苦渋の決断だった。どのメンバーが千葉さん相手にベストなのかというのを最後まで悩んだ中で決めた。メンバーに入らなかった選手もおそらく今日の千葉戦に向けて準備してくれていたし、メンバーに選んだとしてもチーム力を落とさなかったと思うのだが、本当に感謝したい。残り試合もこういう戦いを一体感を持って継続していくことが、良い成果につながると感じている。

結果は4-0だが、本当にどちらに転ぶか分からない、難しいゲームだった。良い結果はしっかりと受け止めながら、もっともっと自分たちが出来ることを積み上げていくよう選手に求めたい。次の京都戦も難しいゲームになると思う。それに向けてまた準備していきたい。

——千葉との対戦ではこれまで何度も苦汁を舐めてきたが、ホームで初勝利した。そのことについては。

千葉さんとの相性が良くないというのは知っていたが、どういう相手でもホームでは勝たなくてはならないと思っているし、僕は昨季、千葉さんに2敗して、昨季も勝つためにやっていたのだが、勝っていないとか相性とかといったことは選手たちにも全然伝えなかったし、とにかく今日、ホームで千葉さん相手に絶対勝ち点3を取ろうと話した。僕の中では相性といったことを考えて今日のためにプランを立てたり準備したりということはなかった。


【囲み取材】

——選手交代が見事にハマった。

よく結果を出してくれたと思う。

——メンバー選考を悩みに悩んだ中で、ベンチメンバーを選んだ意図は。

ゲーム展開や千葉さんのシステムがどのようになるか分からないことと、リードしたりされたりといろんな状況がある中で、後ろのメンバーよりも1トップ2シャドーのところでいろんな状況に対応できるように準備しておこうと。そこでいろんなことが出来る前線の選手を5人入れて、もし後ろに何かアクシデントがあったときやいろんなことが起きたときには、このメンバーで回していこうと決めていた。やはり前線3人をどうするかをすごく悩んだ。

——かなり勝負に出たメンバー選考だった。

そうです。もちろん千葉さんに勝っていない、相性が悪いといったことは知っていて、もしかしたらビハインドになることもあるかもしれない、それと相手が前に出てこず構えてくる可能性もある。自分たちがしっかりとボールをつなげる状況なのか、相手が持つ状況なのかによっても、1トップ2シャドーの組み合わせがいろいろと出来るようにしておきたかった。勝つために勝負に出るときのためのメンバー選考とした。まあ、こういう展開になるとは思っていなかったが。選手は切らさずに我慢強くやってくれたと思う。

——こちらが先制して相手が前がかりになったときのプランも。

千葉さんは3-4-2-1でスタートしても、ビハインドになったら4-3-3や4-2-3-1に変えてくるだろうと。ラリベイか指宿くんがトップに入って、タメ(為田大貴)と船山くんはベンチにいたので、多分途中から4-3-3にしてワイドに張らせてくるだろうと、ハーフタイムに想定していた。

後半開始時にタメと矢田くんが入ったので、ボランチとかシャドーに入って来るのかな、やはり4バックにしてくるんだなと思っていたので、そうなればカウンターが有効になってくる。近藤くんと鳥海くんもそれほどスピードがないし、エベルトのところもチャンスになるだろう、伊佐とかキヨ(清本拓己)とかの機動力が相手にとって嫌らしくなるだろうし、そこで仕留められるかなと、一応プランは練っていた。

スピードがあり守備でも頑張ってくれる二人は、奪った瞬間の機動力でも良いプレーをしてくれる。カウンターを狙って2点目を仕留められるようにと投入した。(林)容平と(馬場)賢治が守備で疲労していたことと、追加点をなるべく早めに取っておくほうがいいと考え、残り30分の時点で二人に懸けた。伊佐とキヨとごっつぁん(後藤優介)の3人ならスピードがあるので、なんとかひっくり返せるだろうと期待した。バランスもバズ(宮阪政樹)とマル(丸谷拓也)が後ろでしっかり取ってくれるので、とにかく前線3枚でなんとかしてくれと。

逆に相手にリードされて引かれたときに、さんぺー(三平和司)とか(川西)翔太とかを入れようと思っていた。翔太もボランチで使うかシャドーで使うかすごく悩んでいた。バズとマルにも疲れがあり、セカンドボールやバイタルエリアを閉めるところで翔太をボランチにしようかなとも思ったのだが、翔太ならシャドーに配置しても守備に戻ったりボールを受けに下がったりして時間を作ってくれるし、シャドーならゴールに近いところで決定的なラストパスや得点が出来る選手なので、4点目も取れるかなと考えた。マルとバズのバランスを崩したくなかったこともあり、ボランチはそのまま行った。

——相手はパワー系よりもテクニック系のメンバーで来た。

シャドーがチャジ(茶島雄介)と町田くんで来て、前半はやはりボランチ脇、バイタルエリアの良いポジションで受けるので、そのへんでなかなか奪えず難しさがあった。でもなんとかやらせずに、最後のところで体を張ったり、しっかりマークに食いついていたので、このまま我慢強く続けていけばしのげるかなと。そこで先制できたのも大きかったし。

ただ、サブにタメと船山くんがいるから絶対に出てくるだろうし、最後はラリベイと指宿くんとのツインタワーもしてくるかもしれないというのは想定していた。

——前半も相手は外してくれたが、試合の分岐点はやはり町田選手のシュートがバーに当たったときだったのか。

そうですね。あれを入れられていたら違う展開になっていたかもしれない。ボールを持たれてどうしても構えてしまって、相手はカウンターも速いということも選手たちには伝えてあったのだが…難しいゲームだった。

——戦術にトライしての副産物ではあるが、高木選手のミスに関してはどう評価を。

まあねえ…前半もありましたしね。(高木)駿はやはり繋ぎのところで良いボールを出せるし、クロスに対しても出てくれるので、そこの評価がある。背後のケアにしてもスピードがあるので、チャレンジだと考えている。出るか出ないかの判断はあると思うが、結果的に失点しなかったのは良かったと。いろいろ評価できるが、僕はポジティブなプレーだととらえている。

結果でしか言えないので。あれで失点になっていても、あれは駿のせいだけではない。僕はGKに関しては、ペナルティーエリアの外でも、繋ぎでも守備でもリベロ的にカバーリングしてくれとつねづね求めているし、上げられるクロスに対しても、アクシデントで失点につながったとしても、狙えるなら出ていいと言ってある。出るかどうかは判断なので。周囲がカバーしたりラッキーもあったりするかもしれないが、僕はそれはそこまで大きな問題だとは思っていない。

それが失点に繋がったら僕の責任だし、駿には判断のところは今後また突き詰めていこうと言いたい。

——相手のミスもあってその強気が貫けたところもある。今日は運も完全にこちらに来ていた。

そうですね。先制点もそうだし。そういうところでもサッカーの神様が味方してくれた。

——3連勝については。

勝ち点3を積み上げていくことはすごく大事なことだが、この3連勝も、今日の千葉さんに関してはちょっと特殊な勝ち方だったと思う。メリハリつけて我慢強く失点ゼロで抑え4得点したこと、交代選手を含め結果を出してくれたことが連勝につながって良かった。

ただ、気が緩まないようにしなくてはならない。大勝したあとは気が緩みがちで難しいゲームになることが多いし、いまは順位や勝ち点だとか対戦相手だとかのことは考えず、目の前の試合に向けて万全の準備をして、ベストの11人、18人がトリニータのためにという思いで集中して自分たちのサッカーにチャレンジするということが、すごく大事だと思う。それは選手たちにミーティングでも話したし、これからもずっと言い続けて、まだ何も得ていないということを認識し、引き締めていかなくてはならない。そうしなくては次のアウェイ京都戦で痛い思いをすることにもなりかねない。

——「特殊な勝ち方」というのは相手の戦術の特殊さプラス、ちょっとラッキーな面もあったということか。

それもあるし、あれだけ持たれる展開だったので。昨季の名古屋のような、奪ってカウンターという形。ボールを繋いでくる千葉に対して、奪ったときにああいうカウンターが効果的だった。相手のDFラインもスピードがないし、4バックにしてきたところでひっくり返し、しっかりと仕留めることが出来たことが、この結果に繋がったと思っている。

本来であればもう少しボールを繋いだり、自分たちが相手の変化を見て駆け引きしたり逆を突いたりというところで決定機を作ったり得点したり出来れば良いのだが。ただ、やはり簡単ではないので、得点できるときはしっかり点を取って、もう少し自分たちの時間を持てるときにはボールも保持したい。相手にボールを渡さなければ失点しないので、それが出来るならトライしたい。

今日は気候も暑かったり、芝が乾燥していてボールの転がりがすごく悪くて難しかったので。それは千葉さんもそうだと思う。千葉さんはつねにフクアリで水を撒いてボールが走る環境を整えていて、今回もエスナイデルさんが「水は撒かないのか」と言われていたので。僕らも本当は水を撒いてやりたかった。

 

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