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闘う言葉

MF 7 松本怜「あそこで無理してつないでいたら違う流れになっていた」

 

——アシストはつかなかったが2点目はスピードあふれる突破からのクロスだった。

あれが今回の狙いどころでひとつのポイントだった。マッチアップする菅くんはそれほど足が速くないと情報も入っていたし、狙えるところは狙いたいと思っていた。練習からサイドを崩そうと取り組んでいたが、試合の立ち上がりは上手くいきすぎた。

——立ち上がりに向こうも前に出てきていた中で、こちらが上回って背後を取れたのがあの場面の勝因。

間違いなく。あそこでみんなで割り切って裏を狙えたことがよかった。あそこで無理してつないでいたら違う流れになっていたと思う。でも後半の戦い方は反省しなくては、今後戦えない。課題として修正したい。

——守りに入った感じなのか。

入りたかったわけではないのだが、どうしても受け身になってしまった感じ。跳ね返すのが精一杯で、かなりキツかった。ああいう状況になっても自分たちの目指すサッカーをもっと貫けるようになれれば。受け身になってしまうとJ1では上手い相手が多いので。

——故郷での試合だったが。

チームが勝てたことがいちばんだが、ちょっとでも「あ、北海道出身者が外で頑張ってるな」と思ってもらえたらいいなと思う。

——ご家族など見にきていたのか。

両親、親戚、いとこは家族揃って、めちゃめちゃ来ていた。みんなトリニータのゴール裏にいたのがソッコーでわかった。ゴール裏なのに私服で俺くらいのヤツがいっぱいいたので(笑)。小中学時代の同級生、サッカー部の仲間たちと、二、三十人くらい来ていたのでは。そんなに来るのは知らなかったので、見た感じすげえ多いなと。やっぱりうれしくて、気合が入ってスピードが乗った(笑)。

 

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