TORITENトリテン

闘う言葉

DF 38 高畑奎汰「相手がついてこなかったので行けると思っていた」

 

——先発を告げられたとき、監督から何か指示は。

普段どおりのプレーを思い切ってやればいいという感じだった。自分は攻撃的なタイプなので、ガンガン行きたいと思っていた。普段から紅白戦でも左サイドで話しながらやっていて、今日もいい形が作れていた部分があった。攻め上がったときに相手がついてこなかったので、行けるなと思っていた。落ち着いて攻撃参加できたが、守備で空中戦に負けたりもした。クリアをもっとはっきりしなくてはならない場面もあったので、そこは引き続きの課題となる。

——相手に枚数を合わされていたが、次第に数的優位を作れるようになったのは。

逆サイドからボールが来たときに結構自分の前にスペースがあり、そこで受けることができれば(高山)薫さんとの連係で2対1の状況が作れると思っていたので、高い位置を取った。相手を剥がすのは、ボールをつなぎながらも状況は結構見えていたので、それほど難しくはなかった。前半から数的優位の状況は作れていたのだが、最後の質が低くてフィニッシュまで行かなかったりしたので、もっと最後の質を上げていきたい。

——前半はクロスが通らない場面があったが、後半は何か修正したのか。

試合前から速いクロスを上げようと思っていたのだが、それでふかしたりしていた。普段のトレーニングから出来ていたことだったので、意識を変えたら行けるようになった。

——守備面での手応えは。

最初はロングボールが自分の方に来ていて、狙われていると思ったが、空中戦以外は負けなかった。空中戦はもっと頭を使って先に体を当てるなど工夫できれば、もっと勝てた確率が上がったかなと思う。

——空中戦の相手が08年ナビスコカップ優勝時のニューヒーロー賞の選手だと知っていたか。

知っていた。10歳のときテレビで見ていた。マッチアップして、競る前から体をぶつけてきて賢い人だと思ったし、競る瞬間も跳ぶタイミングがよかったので、見習いたいと思った。

——アカデミーの先輩の岩田選手からアドバイスは。

今日だけでなく普段の練習のときからもクロスや奥を見る部分などアドバイスをもらっている。

——だいぶ自信がついたかと思うが、100点満点で自己評価すると。

(しばらく考えてから)これからの期待もこめて、50点。課題をクリアしたい。