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闘う言葉

【記者会見】片野坂知宏監督「鹿島さんはしたたかにアウェイの戦い方をされた」

 

夏休みのお盆休み、昭和電工ドーム大分ではラグビーW杯があるので今後はしばらく使えない中で、たくさんの方にわれわれを応援していただき本当に感謝している。前節の神戸戦に続き、今日は鹿島さんのほうからもたくさんの方に来ていただき、2万8000人の方々の素晴らしい雰囲気の中でプレーできたことはすごく力になったし、勇気を与えていただいた。試合は残念ながら敗れてしまい、一緒に喜び合えなかったことが本当に残念で悔しい。

鹿島さんはしたたかにアウェイの戦い方をされたと思う。われわれの選手たちは準備してきたことをしっかりと表現して最後まで切らさずにやってくれた。本当に残念な結果で、自分たちの足りなさがあった。毎回毎回インタビューでこういうことを言うのだが、結果を出さなくては「なに言ってるんだ」と思われるような、本当に自分の中の悔しい思いをここで吐き出したいくらいで、でも負け惜しみになるので抑えておく。

この悔しさを次のゲームで晴らせるように、そして自分たちのやっているサッカーを評価していただけるためには勝点を挙げなくてはならないし、上に行かなくてはならないので、そのチャレンジを勇気をもって、選手と一緒に残りのゲームに向け、ひとつひとつ、いい準備をして戦っていきたいと思う。

——細かい対策を準備し、それを表現していたように見えたが、それでなおかつ敗れた。敗因は。

うーん、本当に難しい。われわれが鹿島さん相手に準備してきたことを、選手は本当によくやってくれたと思う。なので結果が出なかったことは僕の責任だし、自分の足りなさだと思う。あまり言いたくないが、やはり個の能力の差もあったと思うし、相馬くんのあのカウンターの1点も、われわれもリスク管理を意識していたのだが上回られてしまい、しっかりと決めきられた。

そういう選手がうちにはいないので、どうやって点を取るかをトライしながらやっていくしかない。その差は、鹿島さんはJリーグトップレベルだと思うし、われわれは18位だと思う。18位のチームがJ1トップのチームに対してどうするかと言ったら、こういう戦い方をするしかない。よりチャンスを作っていかなくてはならないし、チャンスの回数を増やせるような仕組みを作っていくしかない。その差はすぐに修正できるわけではないのだが、粘り強くトライさせていくしかない。

——小林裕紀選手をいきなり先発で起用したが、彼に期待するところと今日の評価を。

合流してから準備期間も短かったのだが、先発で非常にいいプレーをしてくれたし、十分に戦力になるところを表現してくれたと思う。やはり経験もあるし、ボールをしっかりと運べる、持てる、出せる。戦うところでもチャレンジしてくれていたし、今後も戦力としてやってほしい。いろんな使い方がある中でもその役割をしっかりと90分切らさずに全うしてほしいと思う。

——前節に続き多くのサポーターが来た。サポーターに向けて。

今回これだけの方に応援に来ていただけたのは、もちろん相手が鹿島さんで上位対決であることや、25周年記念シャツ配布の影響もあるかと思うが、やはり第一にはわれわれのサッカーを楽しみにしていただいている証だと思うので、そういう意味でわれわれ現場は、クラブとともに、見ていてワクワクするような、励みになるようなゲームをしていきたい。勝てるサッカーをしていくことで、また見にきていただいて、喜びあえるようにしたい。応援に来ていただいて本当に感謝している。出来れば今後はホームで勝てるゲームをやれるよう、しっかりと準備して、自分たちがやれること、やるべきことを表現できるようにしたい。

 

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