| 11月20日(金)に行われた、株式会社大分フットボールクラブ 代表取締役 溝畑宏退任の記者会見時の報道関係者との質疑応答について、下記のとおりご紹介致します。
Q:トリニータがこういう経営状態になってしまったことで最も後悔していることは。
「経済状況が動いていく中で、選手、監督のコストを厳しく管理すべきだった。昨季優勝したことで彼らの給料を上げてあげたいという愛情がこういう事態を招いてしまったと感じている。」
Q:おとといの会見では辞意について言及していなかったがいつ決心をしたのか
「辞意については、自分が1ヶ月2ヶ月考えていたことであって、この1、2日で決心したわけではない。」
Q:経営陣と話した上で結論を出すということだったが
「日常的に経営、成績両面について常時議論をしている中でこういった結論を出した。」
Q:社長退任後のトリニータとの関わり方は
「さまざまな角度からバックアップしていきたい。今もクラブ発足時から個人会員も入り、シーズンシートはロイヤルシートを購入しており、やれることはたくさんあると思っている。」
Q:今回、外部からの辞任要請はあったのか
「具体的な動きはなかった。クラブにとってその発展のためにどうすれば良いかを考え、自分で退任を決めた。」
Q:12月に再生計画の提出が義務付けられているが、先日、知事から1月までに7億から8億円不足するという話の中で、今回リーグからの融資分の6億円を含めても足りない約2億円分についてはどのように対処するのか
「基本的には移籍金収入やシーズンシートの売り上げて調達をする。2007年は移籍金やスポンサー入金で7、8億円の収入があった。今回はまだこれから確定する部分も多いのでその状況を見ながら判断したい。」
Q:Jリーグ側によると、1月末までに約12億円の借金があり、今回融資された6億円を足すと18億円の借金となり、そのうち2億円が金融機関への返済分と考えれば16億円ほど足りない計算になるが
「12億円の中には3.5億が入っており、それ以外に返済予定分もありますので、計算すると1月末時点で7〜8億足りない計算になる。」
Q:社長は以前から責任をとることは辞めることではない、と仰っていたが、それでも今回辞意を表明したことでクラブの発展のためになると判断された理由は
「これまでも逆境の連続で、それを乗り越えながらやってきたが、今回チームがJ2に落ちたことが引き金になった。そして経営状態が悪化する中で長年チームを支えていただいたマルハンさんの撤退も重なり、自分としては今回辞任することがチームの発展になるのではないかと判断した。」
Q:今後の再建計画に社長は参画されないのか
「再建計画は現在進めている。参画しないわけではない。公式試合の終了後に、自分のやってきたことを検討し、策定の道筋をつけつつ、Jリーグから来られている熊地さんらと検討していきたい。」
Q:融資をしてくれたJリーグへのどのような感情を持っているか、そして17日の会見を欠席された件については
「Jリーグにはクラブ事情を理解いただき心から感謝している。17日の会見を欠席した件に関しては以前より重要な営業案件が入っていたため。昨日も大阪で来季の大口スポンサーの件で交渉していた。翌日取材に応じさせていただいたが、17日の会見欠席について不信感をもたれた方には申し訳なく思っているが、来期のクラブのことを考え断腸の思いであったことをご理解いただきたい。」
Q:胸スポンサーの来季契約は
「現時点では決まっていない。それについては協議中であり、景気が悪化している状況で簡単に決まる内容ではない。」
Q:今日、選手たちに何を伝えたか
「苦楽を共にした選手たちとは何も語らなくても通じ合うものはある。申し上げたのは「ありがとう」という言葉。高松や梅田、西山の目を見ると苦労していた時代を思い出して直視できなかった。彼らにはトリニータ魂をもって頑張ってほしい。大分トリニータは地域、世代を超えてひとつになれる存在。これからも光り輝く存在であってほしい。」
Q:これまでに一番印象に残っていることは何ですか?
「強いて挙げるなら、県リーグの最初の試合ではたった3人だった観客が鹿島戦で3万人を突破した時。夢は言い続ければ実現するんだと思いました。J1に昇格したときのことや昨年ナビスコカップで日本一になったこと。きりがないです。」
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