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闘う言葉

【記者会見】片野坂知宏監督「ミシャさんはいまも僕にとっては師匠。勉強させていただきたい」

 

3連休の初日、雨の中、たくさんの方が昭和電工ドーム大分に足を運んでくださった。今日のゲームを楽しみに来られたと思う。サポーターの方も最後まで戦い、応援してくれた。その思いがゲームに乗り移り、われわれの力に替わって、勝点3をプレゼントすることができた。本当に感謝している。

札幌さん相手に準備してきたこと、攻守の狙いを、ピッチに出ている11人が切らさずに最後まで体を張り、パワーをもって戦ってくれた。ホームで勝ちたいという気持ちを最後まで切らさず出してくれたことに感謝したいし、選手を誇りに思う。勝点3が取れるように今後もこういうゲームをやっていかなくてはならないし、普段のトレーニングでしっかり強度を持ち、集中力高くやっていくことで、ピッチで表現できるということも感じてほしい。全員でまた次のアウェイ川崎F戦に向け、厳しい試合になると思うが、勇気をもって自分たちの戦いができるようにトライしていきたい。

——前半途中から変則的な立ち位置を取った。狙いは。

試合前にメンバーを見たときに、おそらく札幌さんはわれわれに対してアグレッシブにやってくるだろうという想定の中で、プレスを剥がすためにどういうふうにしなくてはならないかと、準備してきたことを出した。相手が来るというのはわかっていたので、選手が勇気をもってトライし、それが相手を疲弊させ、最後にああいう形で勝ち越せた。

前回対戦も前から来られてプレッシャーを受けた。われわれもいまGKからしっかりと繋ぐことをしているので、当然相手は前から来るだろうという準備の部分。怖さはあるだろうし、逃げてもヒヤヒヤする場面があるかもしれないが、そこを乗り越える。戦術にトライした中で、選手は勇気をもってよくやってくれた。

——今日は藤本選手をベンチスタートにし、オナイウ選手を1トップで起用した。狙いと評価は。

まずオナイウが期待していたゴールという部分で結果を出してくれたことが非常によかった。オナイウは頂点もシャドーも出来る、2トップでもプレーできる。戦術理解もしているし、その狙いの中でしっかりと攻守両面で遂行してくれている。そういうところがトレーニングで見ていてよかった。見てのとおり得点という部分で結果を出してほしかった。その結果を出してくれたことが、チームに勇気を与えてくれた。

——最近「勇気をもって」という言葉をよく使われるが、そこに込められた意味は。

僕もそうかもしれないが、やはり後ろで繋ぐのは、奪われた瞬間にミスをすれば失点になりやすい。今日も取られるかもしれないプレーがあったのだが、ただ、それを怖がってやらないと、そこから剥がすという成長につながらないし、僕自身のサッカーが相手のプレッシャーを剥がして攻撃を構築していくことにトライしているので、選手にとってはミスすることで失点につながるのはすごく嫌なことだと思うのだが、そこをやらせないといけない。やることで得られるほうを選んでいる。だから、やるのには勇気が要る。ミスを恐れずにやらなくてはならない。そのミスを、選手のせいにせずに自分の指導力が足りないと思ってやるようにしている。ミスが起きたことを決して選手のせいにはしない。

もちろん、以前、高畑奎汰がミスしたときには、あれは、(※会見場内、報道陣から笑い)あいつ自身のために言った。それをはっきり言うことであいつ自身がどう変わっていくか、成長につながると思ったので、そこはちょっと言わせてもらった。積極的なミスか消極的なミスかという部分もあるし、やはりそこを怖がらず、今日のように勇気をもってやることで、相手を剥がして攻撃できる。このJ1の舞台で戦う中で、そうやっていくことでまた今後にもつながる。そういうことを自分自身でも考えながらの「勇気」です。

——森保代表監督が視察に見えていたが、何を話したのか。

まずはコパ・アメリカまで小島と岩田とを呼んでいただいたことで、森保さんから御礼を言われた。わたし自身もコパ・アメリカを見た中で、評価の部分などをいろいろ話した。

大分の試合も見られていると思う。さっき言ったように「よく勇気をもってやってるね」と言われて「まだまだです」と答えた。すごくいいサッカーをしていると言っていただけた。

——ペトロヴィッチ監督との2回目の対戦については。

マッチコミッショナーミーティングのときに会って、試合後に話そうと言っていたのだが、勝ってしまったので…。試合後に「いいゲームだったね」とは言われたが、サッカーのことを詳しくは話していない。ミシャさんも多分、悔しさがあるだろうから、このあとは話はできないのかなと。またオフにどこかで会ったりして、時間が経ってからまたいろいろ話せると思う。

対戦は僕も非常に楽しみにしていた。ホームでやるので何とか勝点3を取りたいと思っていた。前回アウェイで対戦したときには、勝ったのだが、やはり札幌さんのサッカーに押し込まれたので、今回対戦する中で、結果はもちろんだが内容的にも上回りたいという思いで臨んだ。

細かいことはあまり言えないが、戦術のところで札幌さん相手に準備してきたことを上手く出せたゲームになったし、札幌さんを相手に勝点3を取れたということは、選手たちが狙いをしっかり表現してくれたということなので、すごくうれしかった。

なかなか札幌さんからシーズンダブルは至難の業だし、昨季4位の札幌さんは個人個人の能力も、われわれにとっては格上であることは間違いない。そういう相手に勝点3を取れたことがうれしかった。

ミシャさんはいまも僕にとっては師匠だし、学ぶべきことが多い指導者。勉強させていただきたいと思っている。

 

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