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今節の見どころ

4位・横浜FCと、今季最後の直接対決。集中を切らさず落ち着いて戦うべし

 

チームは4日、明治安田J2第40節A横浜FC戦に臨む。残り3節にして首位で迎える、今季最後の上位との直接対決。戦術は浸透しており、チーム状態も悪くない。あとは満を持して自分たちのスタイルを表現するだけだ。

 

今節も勝点を積んで少しでも足場を固めたい

 
今節対戦する横浜FCは、前節の勝利で4位に浮上。2位・松本との勝点差は3で、今節勝利すれば自動昇格枠も十分に狙える位置だ。逆に7位・大宮との勝点差も3。敗れればプレーオフ圏も危うくなる。なりふり構わず勝ちに来ると思われる。
 
今節は3位・町田対6位・福岡、2位・松本対5位・東京Vと上位対決が目白押し。毎年、シーズン終盤での“日程くん”の仕事ぶりには唸らされることが多いが、空前絶後の大混戦となっている今季は特に、最後まで結末の見えない筋書きが続くことになりそうだ。
 
2位に勝点2差をつけて首位に立つ大分にとっては、シンプルに勝てば逃げ切れる構図。ただ、今節の横浜FCはここ4戦負けなしと勝点を積み上げ中で、次節の相手である金沢と最終節の山形も、順位こそ中位ながら上位から地味に勝点を削っている曲者だ。他会場の結果によってこちらにも影響が出てくる可能性もあるが、まずはこれまでと同様、目の前の試合に集中する姿勢を貫くのみ。今節の勝利で、少しでも上位に踏みとどまれる足場を固めておきたい。
 

イバと野村は不在だが厄介なことに変わりはない

 
横浜FCはイバが累積警告により前節に続く2試合の出場停止。野村直輝も前節、イエローカードをもらって4枚目となった。最前線で脅威となるイバと攻守に強烈な存在感を醸す野村の不在は、大分にとってはアドバンテージとも言えるが、代わりに出場が見込まれる戸島章や瀬沼優司には、彼らが別のチームでプレーしていた頃にも苦しめられた記憶がある。
 
さらに、負傷者の状態もわからず、横浜FCがどういうシステムを採用するかが読みづらい。攻撃の要となるレアンドロ・ドミンゲスがどの位置を起点にどのように動くか、周囲の選手との組み合わせによっても変化してきそうだ。
 
ただ、大分もここ2試合は組織的守備が安定している。片野坂知宏監督も「ここ数試合は一人一人が戦う姿勢を90分切らさずに集中力を高く保てているので、粘り強く守れているのではないか」と評価。今節もそれを継続したい。
 
横浜FCがどういう守備をしてくるかも、実際に蓋を開けてみなくてはわからないが、チームはこれまでの試合を着実に経験値として積み重ねている。前節の松本戦も立ち上がりは相手の守備に苦しんだが、辛抱強く攻略して先制点を奪うと、最後まで攻守のバランスを保ちながら逃げ切った。構える相手に対しても以前ほど攻めあぐねることがなくなり、相手の動きを見ながら判断して繰り出す攻撃のバリエーションは増えている。
 
三ツ沢球技場のスタンドはビジターゾーンが狭められたそうで、アウェイ感が煽られるかもしれない。だが、こういうときの大分のサポーターたちの底力もまた、これまでのクラブ史の中で鍛えられている。記憶をたどればいつもそうだったように、大一番になるほど輝きを放つはずだ。
 

練習後の監督・選手コメント

 
■片野坂知宏監督
 
横浜FCもわれわれに対して準備してくると思うが、どういうやり方で来るか。システムもわからないが、前から来ても構えて来ても、狙いを合わせて自分たちのサッカーができるようにしておきたい。やはりレアンドロ・ドミンゲスは起点になれるし、スペースと時間を与えると仕事ができる選手なので、チームとして管理しなくてはならない。その周囲にどういう選手が入ってくるかによっても全然変わってくると思うので、しっかり選手にインフォメーションしておかなくてはならない。
 
ポイントは慌てず自分たちの戦いをしっかりとできるかどうか。落ち着いて90分の戦いの中で上回りたい。先制点が取れれば理想だが、取れなかったとしても粘り強く狙いながら合わせて攻めることができるようにしたい。
 
■MF 32 前田凌佑
 
J1が見える位置にいるのかもしれないが、個人的にはいまをどれだけ楽しめるかというところ。前節は観客がたくさん入っていてすごく楽しかった。選手入場のときのビッグフラッグは、何スか、あれ、7枚もあって。いままでの全部ですか。ヤバいですね。手をつないでいたヒサさん(トレーナー)の息子と「すごいな」と言い合った。
 
試合中も応援の声が聞こえてすごい雰囲気だった。こういう雰囲気で残り3試合も戦えると思ったら幸せ。勝ち負けももちろんあるが、やっていて楽しいというのがいまはいちばん。楽しんで、結果もついてくるようにと考えている。
 
横浜FC戦は上位対決で、絶対に負けられない。いまは相手どうこうではなく自分たちのサッカーをやれば勝てるという自信があるので、貫きとおすだけ。前節もマルくん(丸谷拓也)といい関係性を築いて相手の攻撃を潰せたので、今節も特長ある相手選手をしっかり抑えたい。うちの前線は勝手に点を取ってくれるので、そこはそちらに任せて、いい感じで終えたい。
 
■MF 7 松本怜
 
前節の松本戦が天王山と言われていたが、今節はそれ以上に重要な試合だと思う。結果によっては前節の勝利が無駄になってしまいかねないこともあり、今節は大事。J1昇格はまだ全然見えていない。J3優勝のときの16年もラスト5連勝したが、ここから3連勝すれば今季もちょうど5連勝になる。
 
シーズン終盤のこの時期に累積警告リーチのメンバーがいないのは奇跡。ディフェンスラインがガツガツ行っているのにあれだけクリーンにプレーできているのはすごいなと思う。片さん(片野坂監督)にラフプレーにならないようにと日常から言われているので、立ち止まって冷静になれる習慣ができているのだろう。
 
■GK 31 高木駿
 
戸島とは千葉で一緒にプレーしている。当時は「ヒョロヒョロのちょっとうまいヤツ」という感じだったが、町田に移籍してからは強度を増した。もともとデカいのに足元がうまくて懐が深く、打点も高い。胸で抑えて収めることもできる。デカいぶん空中でも収める範囲が広いので、地上にいるときに膝蹴りでも入れておく。というのは冗談で(笑)、僕はまだカードをもらっていないので最後までもらわないようにしたい。
 
瀬沼は大学時代からずっと対戦しているのでよくわかっている。北爪とも千葉で一緒にやっているし知っている選手が多い。後輩が多いのでモチベーションが高まる。レアンドロ・ドミンゲスはいきなりミドルも打ってくるのでそういうところにも注意しておきたい。
 

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