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今節の見どころ

スペクタクルな攻撃に粘り強く対応せよ。落ち着いて判断し正確なプレーを

 

チームは17日、5連戦最後となる明治安田J1第4節H横浜FM戦に臨む。高い攻撃力を誇る相手に対し、粘り強く守りながらどれだけ攻め返すことができるか。瞬時に落ち着いて見極め判断し、意図したところにボールを運ぶ精度がいつも以上に問われる一戦になりそうだ。

 

より実戦をイメージしながら準備

 
ルヴァンカップを挟んでの5連戦を4試合終え、ここまで2勝2敗。リーグ戦は3節まで終えて2勝1敗と勝ち越している。総力戦でターンオーバーし、新戦力は実戦を通じてフィットを進めながら、J1残留のために勝点も積んでいかなくてはならない。
 
J1で数試合を戦ってみて、選手たちからJ1への慣れを感じられるかという問いに、片野坂知宏監督は「逆に慣れてほしくない」と答えた。
 
「われわれは18位からのスタートで、J1のチームは全部格上。合わせてやらなくては勝点を取れない。最後まで切らさずあきらめずにやることが大事なので、選手たちには逆にJ1に慣れてほしくない。そういう姿勢でこのチームはここまでやってこれた。これからもしっかりと足元を見て、90分間集中して、スコアや対戦相手や周りに影響されることなく、ピッチに立っている11人が一体感を持って戦うことが大事になる」
 
連戦中、次の試合に向けての準備は普段以上に効率的に、戦術をぎゅっと詰め込んだメニューとなる。13日のルヴァンカップから中3日の今節に向け、15日のパス&コントロールはより実戦を強くイメージしながら取り組む内容だった。
 

ポステコグルーイズムが浸透し好調な横浜FM

 
横浜FMは指揮2年目のポステコグルー監督の戦術が浸透し、さらに今オフの補強により獲得した新戦力が主力としてチーム力をぐっと向上させている。
 
シティフットボールグループ傘下に入ったことも関係してか、戦術の指向性はマンチェスター・シティに近い。SBが攻撃時に中に入ってボランチのような役割を果たすやり方も特徴的だ。前節対戦した磐田も今季からこれを取り入れているが、完成度は当然、昨季から継続している横浜FMのほうが高い。両SBが状況によって中や外を駆け上がり最前線まで顔を出してフィニッシュに絡み、ゴール前の崩しではこのSBやインサイドハーフが相手の死角を突いて斜め外側に抜けるパターンもよく見られる。流動的な攻撃は躍動感にあふれ、ここまでの3戦で7得点。うち3得点は新外国籍選手のエジガル・ジュニオだ。
 
守備では前線からアグレッシブにプレッシャーをかける。最終ラインは高く保たれ、守護神・飯倉大樹は広大なスペースを守りながら攻撃では細やかなつなぎに参加する。リスクを負うことを厭わない攻撃的なチームにありがちなように、ポステコグルーの横浜FMもまた失点は少なくない。昨季は得点数ではリーグ2位だが、失点数もブービーだった。今季は3試合で5失点。粘り強く守って失点を抑えれば、つけいる隙はありそうだ。攻撃への切り替えが上手くいくかどうかがポイントとなるだろう。
 
勝利すればホームでのJ1リーグ戦では09年第32節の川崎F戦以来となる。前々節のホーム開幕戦で逃した10年越しの歓喜を今節、サポーターに届けることができるか。リーグ戦では6年ぶりの横浜FMとの対戦、かつて名物だったサポーター同士の横断幕合戦が復活するかどうかも楽しみなところだ。ティティパンとティーラトンの初のタイ代表対決も見逃せない。
 

練習後の監督・選手コメント

 
■片野坂知宏監督
 
横浜FMはリーグ戦でも好調だし、ポステコグルー監督の戦術が浸透してきていて、新戦力も機能している強豪チーム。簡単にやらせないようチームとして管理しチャレンジしなくてはならない。クオリティーの高い選手や決定力のある選手に対し、後手に回らないようにしたい。
 
ボールは握りたいし主導権も取れればと思うが、向こうもしっかりボールをつなぐチームなので、こちらはグループで攻守に連動してプレーしたい。相手もいろんなプランを持っている可能性があるので、こちらも変化を見ながら柔軟に戦いたい。
 
J1のほとんどのチームがプレッシャーのスピードも早く躍動感のある攻撃をしてくる。しっかり予測し、見てプレーするということ、そしてチームで意思統一しながら守るべきところと攻めるべきところを合わせてやることが大事になってくる。紅白戦ではいいシミュレーションができた。いい意識でやってくれたと思う。
 
■DF 6 福森直也
 
横浜FMは誰かが動いたスペースに別の誰かが入ってくるなど、連動性の高い組織的なチーム。SBも高い位置をとって入ってきたりするし、トップ下がサイドに抜けたりもして流動的に動く。守備時にはマークの受け渡しが大事。ボランチやSHを含め、受け渡しをしっかりして、これまで積み上げてきたものをぶつけたい。他のチームが全然つかまえきれていない横浜FMの攻撃を完封でもできれば自分たちの自信になるので、思い切ってチャレンジしたい。
 
セットプレーなどもったいない失点が多い。前節も一人少ない相手にやられてしまった。相手の前線の個の能力が高いので、この5試合戦ってみて無失点に抑える難しさを感じている。無失点にこだわってやっていきたい。
 
■MF 14 小塚和季
 
相手は流動的に崩してくるので、そのストロングポイントをいかに消していくかが大事になる。マークにつきづらい部分も出てくると思うが、前線がしっかりプレッシャーをかけて連動して守り、相手に時間さえ与えなければ、うまく回されることもない。前からのプレスが大事。攻撃は、相手も前から来ると思うので、空いたところを見極めて組み立てていきたい。
 
守備から入ることが大事だが、自分たちの時間帯も来ると思うので、そうなったときに落ち着いてボールを動かし、得点チャンスを増やしたい。リーグ戦ホーム初勝利を目指して頑張りたい。
 

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