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今節の見どころ

前後で中2日の連戦。夏場に向けポジション争いも激化させたい

 

7月3日は天皇杯2回戦。チームは昭和電工ドーム大分に鳥取を迎える。互いにリーグ戦の合間の連戦でメンバーも読めないぶん、それぞれのチームへの戦術浸透度が問われる一戦になる。

 

2016年J3最終節以来の鳥取との対戦

 
リーグ戦6試合ぶりに白星を挙げ、いい形でシーズンを折り返したチーム。その浦和戦から中2日で迎える天皇杯2回戦・鳥取戦に向け、短いトレーニングが行われた。豪雨の影響で湿度は高いが気温がそれほど高くなかったのは幸いだったかもしれない。
 
鳥取との前回対戦は、2016年J3最終節。1年でのJ2復帰を目指し戦った苦しいシーズンのラストに、アウェイでJ3優勝とJ2昇格を決め、試合終了の瞬間、テクニカルエリアに“カメノサカ”が出現したあの試合だ。
 
あれから大分はJ2でスタイルを確立し、着実に戦術の練度を高めながら2018年J2を2位フィニッシュし、今季は6年ぶりにJ1で戦っている。一方の鳥取は、あのシーズンかぎりで柱谷哲二監督が退任し、2017年からは森岡隆三監督体制に。2年連続でシーズン序盤は好調だったものの徐々に調子を落とし、2018年6月には森岡監督も退き須藤大輔監督が率いることになった。最終的に3位でシーズンを終えたが須藤監督は家庭の事情で退任。J3得点王のレオナルドも新潟へと移籍し、紆余曲折の道をたどっている。
 

前後で中2日の連戦。メンバーは

 
今季から鳥取を率いているのは鳥取U-18を指導していた高木理己監督。市立船橋高、帝京大という名門でプレーし、大学卒業後すぐに指導者の道を歩みはじめた筋金入りだ。2016年には湘南のヘッドコーチも務めている。
 
システムは3バックで、中盤の形が2通りの3-5-2と3-4-2-1を使い分けて戦っている。川崎Fアカデミー育ちの可児壮隆や、2009年後半に大分でもプレーし“ちっさいおっさん”と愛されたフェルナンジーニョ、清水や岐阜でプレーしていた福村貴幸、水戸時代に対戦した池ヶ谷颯斗、関西学院大で福森直也の後輩にあたる魚里直哉らが、布陣に名を連ねる。
 
得点パターンが豊富で、4得点の可児を筆頭にフェルナンジーニョとヴィートル・ガブリエルが各3得点と得点者もバラけている。チームアシストランクトップのフェルナンジーニョは一度はブラジルへと帰国していたが、昨季また鳥取へと戻ってきた。精神的支柱としても必要とされている存在なのだろう。
 
鳥取のメンバーも気になるが、それ以上に大分がどのメンバーで臨むかも重要だ。鳥取戦から中2日でJ1第18節A横浜FM戦も控えている。最終ラインの顔ぶれは戦術体現の大きなカギを握るだけに、浦和戦で足を痛めて途中交代した岩田智輝のコンディションが気がかりなところ。前線に関してはリーグ戦に絡めていないメンバーも多い中、連戦も見越していかなる組み合わせがチョイスされるかが楽しみだ。
 

練習後の監督・選手コメント

 
■片野坂知宏監督
 
鳥取もJ3のリーグ戦で苦戦している部分がある。ここ数試合はU-23チームとの対戦が多い中で、前節は逆転して勝っている。鳥取は中3日で準備してくるが、天皇杯の後は中2日でリーグ戦。まずはどういうメンバーで来るかというところ。始まってみなくてはわからない。
 
鳥取は高木監督になって、リスクを負って攻撃的にしたり、クオリティーの高い外国籍選手、日本人でもJ1やJ2で経験のある選手も何人かいる。守備と攻撃の狙いにも高木監督の特徴が出ている試合をしている。いい準備をしなくては勝ち上がれないと思う。鳥取はJ3なのでわれわれより格下だと見る人も多いと思うが、格下だろうが格上だろうが、やるべきことをちゃんと出来るかが大事。自分のプレープラスチーム戦術を抜け目なく90分間やれるようでなくてはならない。「格下相手にいいことをしよう」と思うとチームがバラバラになり悪循環なので、そのへんは選手に求め、狙いをもって勝ち上がれるようにしたい。
 
メンバー選びの基準はコンディションもそうだが、トレーニングでしっかりと戦う準備ができているかどうか、そしてそれをアピールしているか。出し切って集中したトレーニングをしているかというところが大事。天皇杯はトーナメントでノックアウト方式なので、一瞬のスキや一瞬のミスで痛い思いをしてはいけない。トレーニングでそのへんを見極めて決めたい。
 
■FW 27 三平和司
 
出場できるかどうかはわからないが、仮にスタメンでなかったとしてもそれでモチベーションを落としたら、いざ試合に出たときにいいプレーができないので、いつ出てもいいプレーができるよう、しっかり準備しておきたい。試合に絡めずしんどいときもあるが、どれだけ自分に矢印を向け、足りないものを見つめて練習に取り組めるか。向上心の部分で自分のモチベーションを保てている。
 
いまはチームのやり方としてサイドを使う意識が高い。ただ、外だけに固執しても怖さが出せないので、中が空けば中も使いたい。失い方が悪くカウンターを受けてはならないが、中を使うことで外が空くこともあるので。試合前日のミーティングで相手の情報と狙いがアナウンスされるので、チームでしっかり合わせて、自分の頭の中を整理して臨みたい。
 
■DF 19 星雄次
 
出場したらやれるというところをしっかり示せるようにプレーしたい。試合ごとに役割は少しずつ違うので、自分の中で頭に入れて、その中でも自分らしさを失わないように。鳥取はJ3だが、下のカテゴリーだからと言って受けに回るのではなく、自分たちからアクションを起こしてチャレンジする姿勢を見せたい。試合の中で相手の変化を見ながらプレーする。チームとしても個人としてもリーグ戦につなげられるような試合ができればいいと思う。
 
シーズン前半にサイドからの得点が多かったので、対戦相手が警戒しているのが、ピッチの外から見ていてもわかる。その中でも中と外を使い分けていけたらと思う。無闇に行ってロストしてカウンターを食らわないようリスク管理はボールを保持する中でも必要になる。
 

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