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闘う言葉

【練習後】片野坂知宏監督「ひとつのチャンス、ひとつのピンチが勝敗を分ける」

 

松本はホームで強く、集中を切らさずアグレッシブに戦ってくるチームなので、タフな試合になると思う。簡単に勝ち点を取れるような相手ではないが、チームとして合わせてトライしていく。判断と質、駆け引き、個の対応のところで攻守において相手を上回れるかどうかがカギ。前線には迫力のある選手もいるので粘り強く戦えるかどうかだと思う。

——前節の松本は千葉に大敗しているが。

大敗したあとというのはとてもやりにくい。ただ、こちらも特別なことは出来ないので、これまで積み上げてきたものでしか戦えない。積み上げてきた選手の中からベストメンバーで臨みたい。

簡単に崩せる相手ではないので硬いゲームになると思うが、その中で、セットプレーを含めてひとつのチャンス、ひとつのピンチが勝敗を分ける可能性がある。集中を切らさず90分間、戦う姿勢を貫きたい。

——では、真っ向勝負で。

自分たちの形でトライしてチャレンジしたい。勝ち点0で終わったとしてもあと4試合ある。クラブとしてもプレーオフに行ってほしいという思いを持っているし、選手たちももちろん狙いたいと思っているはずだが、そこはしっかりと持ちながらも、自分のプレーに集中して自分たちの戦いが出来るかどうかが大事。それが良いパフォーマンスにつながり、結果的に良い成績となってプレーオフ圏内の順位へとつながると思う。

それよりも先に勝ちたい、プレーオフに行きたいという思いが強すぎて、やるべきことがおろそかになってチームがバラバラになってしまうと、悪いゲームになって失点し、結果も出なくなる。そういう悪循環は避けたい。まずは松本戦に向けて準備したことを90分間しっかりと出し切るよう、選手たちには求めたい。