【お知らせ】代表取締役の交代について

弊社代表取締役 榎 徹 が、令和5年1月17日をもって代表取締役を交代することに伴い、本日記者会見を実施いたしましたので、下記の通りご報告いたします。

1、退任代表取締役の氏名、役職

氏 名

現役職

新役職

榎 徹

代表取締役

取締役(社内取締役)

 

2、後任者の氏名、役職

氏 名

現役職

新役職

小澤 正風

常務取締役

代表取締役

※令和5年1月17日の定時取締役会で決議されることを前提としております。


【株式会社大分フットボールクラブ 代表取締役 榎 徹のコメント】
皆さまには日頃から大分トリニータにご支援、応援をいただきありがとうございます。
私、榎徹は、株式会社大分フットボールクラブの代表取締役を退任する意思を固め、昨日の取締役会で報告させていただきました。
2016年の就任以来7年間、経営者としては経験不足であり、至らない点も多い私を、皆さまを始め、本当に多くの方々に支えていただいたことに、この場を借りて、改めて感謝申し上げます。
 
退任の理由ですが、従前から交代時期については検討していました。そういった中で、今期は1.88億円の資金を増資によって集め、それをトップチームに注力して「1年でJ1に復帰する」ことを目標に「覚悟を持って臨む」といってきました。
1年でJ1復帰することが、ファン・サポーターの期待に応えることであり、また、経営計画達成に資することである、資金の回収も可能であると判断したわけですが、残念ながらJ1復帰はならず、早期の投資資金回収は困難となり、その経営責任は受け止めるべきだと考えています。
また、2つ目の理由として、先ほど少し触れましたが、私自身7年間やってきて、そろそろ後進に道を譲り、クラブとしては、新しい1歩を踏み出す時期であると判断しました。
バトンタッチの時期をいつにするかというのは難しい判断ですが、J1に昇格しても、しなくても私自身は今回の任期終了での退任が妥当であろうとシーズン当初から考えていました。
私の代表取締役の任期は4月末の株主総会までですが、1月からチームは新加入選手も含めて新しい体制に入ります。そして2月には開幕というスケジュールの中で、新しいシーズンは新しい体制で迎えるべきだと判断し、この時期での交代がいいのではないかと考えました。なお、4月の任期まで取締役として新しい代表と並走することで引継もスムーズに行われると考えています。
代表が交代することは、クラブとして新しい一歩を踏み出すことであり、ポジティブに捉えるべきだと思っています。地方クラブにとって、行政や経済界の支援は必要です。県とも協議しながら支援体制に変わりはないことを確認していますし、先のトリニータを支える県民会議でも、いわゆる「三位一体」の支援をお約束いただきました。そうした中で、代表交代はトリニータが経営計画という羅針盤を基に新たな航海に出る、いい機会ととらえるべきだと考えています。
 
後任については、昨日の取締役会で、クラブのもう一人の常勤取締役である小澤正風氏を代表取締役候補とすることで了解を得ています。
小澤氏は、クラブでの勤務も長く、これまでの経緯を含め内情に精通していますし、経営危機やその後の借入金返済、ファンド株の解消など経営陣の一員として実績を積み重ねてきました。
また、若い頃のトップチームのマネジャーの経験、近年の強化・育成の責任者としての経験など、クラブ全般に精通しています。
このような経験・能力と、本人のトリニータを強くしたい、よりよいクラブにしたいという意欲を買うものです。加えて、はじめて社員の中からトップを出すことで、社員には、頑張って結果を残せばトップになれるんだという希望を持ってもらいたいと期待しています。
正式には、来月の取締役会での決定事項となり、それまでを協議期間とし、取締役会の決議をもって代表交代となります。
 
トリニータには多くのものをいただきました。多くの方々と知り合うこともできました。トリニータに関わる全ての皆さまに重ねてお礼を申し上げますとともに、これまでと変わらぬトリニータへのご厚誼をお願いいたします。

-->