【Jリーグ環境教育授業】大分市立判田小学校で実施しました
地球温暖化に伴う気候変動が大きな問題となっています。未来の子どもたちがサッカーを楽しめる地球環境であり続けるよう、Jリーグは全国60クラブとともに地球環境を守る気候アクションに取り組んでいます。その一環で、ホームタウン地域の子どもたちに気候アクションについて知り、身近な行動変容に繋げてもらおうと今年開始したものです。
大分トリニータもこの企画主旨に賛同し、令和7年12月11日、大分市立判田小学校にて「Jリーグ環境教育授業」を実施しました。
授業では、Jリーグが気候アクションの一環として協賛・制作協力しているオリジナル短編アニメーション『Future Kid Takara(フューチャー キッド タカラ)』を活用して、自分たちの身近でできる気候アクションを見つけてもらい、行動を起こし、さらに広げていくことの大切さを伝えました。
授業を担当したのは、「Jリーグ気候アクションアンバサダー」の認定を受けた松本 怜CRO(クラブ・リレーションズ・オフィサー)です。
今回、判田小学校は6年生120名を対象に、体育館で実施させていただきました。
大分では前日に続き2回目の授業とはいえ、前日の学年から一気に最上級生への授業となります。松本CROは校長先生、大分FCの担当者とも協議して、3年生向けの内容からもう一歩深く踏み込んで、自分の意見を積極的に表現することの大切さも加味しようと、一部の内容を急遽アレンジして実施しました。
大人数向けの授業ということで心配はありましたが、さすが6年生、整然と並んで着席する生徒さんたちのなかで授業は始まりました。

『Future Kid Takara』をみんなで一緒に見て、松本アンバサダーから、気候変動問題、異常気象で地球に起こっている影響などについて解説がありました。また、プロのサッカー選手の口から、夏の炎天下の中でのプレーはプロでもパフォーマンスが落ちてしまうことや、プレーヤーだけでなく観客も熱中症症状で救急車で搬送される例があることなどを聞き、生徒さんたちからはどよめきも起こっていました。その後、参考例をもとに、自分たちでもできそうな気候アクションと、どんな環境問題への解決につながるかについてグループワークで案を出し合い、それをまとめて班ごとに「プレゼンテーションする」というチャレンジをしました。

プレゼンテーションの時間では、元気に挙手の手が上がり、意見を発表する姿が大変印象的でした。もしかしたら、「プレゼンテーションしてみよう!」などと言われたことは初めてだったかもしれません。それでも生徒さんたちは楽しそうに発表シートを元に、書く係・話す係を分けたり、話す順番分けをしたりと、思い思いの形で自分たちなりの気候アクションについて発表してくれました。
さいごに、松本アンバサダーからサインボールやノベルティグッズをプレゼントして、楽しく前向きな雰囲気の中で授業を終えることができました。

あらためて、この企画実施を受け入れていただいた大分市立判田小学校衛藤校長先生をはじめ教員の皆様に感謝申し上げます。
また何より、今回の授業に出席していただいた大分市立判田小学校6年生の皆さんの元気さと積極的にチャレンジする姿に、ホームタウン活動に取り組む我々の背中を押された思いがいたします。
今後も大分トリニータは、サステナブルな地域社会の実現に向けて様々な取組にチャレンジし、大分の活力に貢献してまいります。


