TORITENトリテン

闘う言葉

MF 3 黒木恭平「駆け引きで上回れればチャンスがあると思っていた」

 

——出身地での移籍後初出場になった。

試合前日にスタメンだと告げられた。シーズンが進むにつれて調子が上がってきている感触はあった。九州ダービーということもあり、熊本は球際に激しく来るチームなので、そこで負けない力が求められていた。

相手は齋藤選手が右SBに入っていて、それほど慣れているポジションではないと思ったので駆け引きで上回れればチャンスがあると思っていた。縦の速さにだけは気をつけていた。

——得点にはならなかったが良いスルーパスがあった。

伊佐に出したのはオフサイドになってしまった。個人的には後半のほうが出来が良かった感じがある。ちゃんと得点につながるようにタイミングを合わせていきたい。

——ミスもあったが、落ち着いて自分たちのサッカーを貫いた試合だった。

GKからつなぐサッカーではミスが出ることもあるが、やり続けなくては上手くならないので。やりながらも結果がついてくれば最高だが、上手くいかないときでもみんなで合わせていこうと思っている。

——ここまでなかなか試合に絡めないなかで、どういう思いでトレーニングしてきたか。

J2は全42試合あって総力戦なので、チャンスをもらえたときのために好調を維持できるよう心がけていた。このスタジアムでは個人的に負けたことがないので、僕としては相性が良い場所。これからさらにポジション争いに絡んでいきたい。