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闘う言葉

FW 9 後藤優介「みんなの頑張りで自分のところにボールが来ただけ」

 

——ハットトリック達成の喜びを。

どのゴールもみんなの頑張りがあり、自分のところにボールが来たので、あとは決めるだけだった。落ち着いて決めることが出来た。昨季からカテゴリーが上がったことで点が取れないだろうと思われていただろうが、こうやって点が取れて、昨季の得点もたまたまではないということを見せることが出来たと思う。

ギリギリの試合が多いなかで、こうやって複数得点できれば、楽に試合を運べる。ただ、結果は良かったかもしれないが、失点もあったし、まだまだ決めるべきチャンスもあったので、そういうところは決められるように積み上げていきたい。

——4得点すべてに絡んだが、自分の働きについては。

たまたまそこにいたというのもあるが、もっと点が取れた場面もあったので…。出来たところと出来なかったところでは、やっぱり出来なかったところのほうが自分の中では気になる。ドリブルで奪われるシーンも何度もあったので、そこは改善しなくてはならないなと。

——調子が良いという感じが、トレーニングのときからあったのか。

あった。アップのシュート練習でもボールが良い感じに当たっていたので、今日は自信があった。インパクトのときにボールが走るときは「いいな」と感じる。でもチームが勝てればという気持ちでやっていただけ。別に狙っていたわけではないし、たまたま。伊佐くんや周りの選手がパスを出してくれたので、点につながった。

——好調の秘訣は。

自分がやってやるという気持ちもあるが、チームとして連動した守備や攻撃が出来ているなかで、たまたま自分にボールが転がっているだけだと思う。それを続けながらやっていきたい。

——伊佐選手がもらったPKを蹴ったのは。

伊佐くんがあまり蹴らない。「蹴ってくれ」という感じで目を見られたので(笑)。

——これまではGKとの1対1を外した場面もあったが。

ありましたね。だから、今日のGKを抜いた場面も、いままでだったら打っていたと思うのだが、最後まで丁寧に抜いた。あまり相手に取られるイメージはなかった。

——4点目は3人でなだれこんだカウンターだった。

あれもちょっと緊張したが、もうゴールしか見えてなかったので。逆に迷わずに打てたのが良かったのかなと思う。

——相手の出方がわからないなか、どのように入ったか。

中を閉めながら、中から突かれないように守っていたが、なかなか閉めきれないところもあった。前半は我慢しながら戦った。前線から外に追い出すように守ったほうが、奪ったあとのカウンターを繰り出しやすくなるので、そこを狙いながらやった。

相手があれだけ前がかりになってくれたので、取れれば狙いどおり、やりたいようにやれた。でも、全体で見ればまだ足りないところがあるので、そこは悔いが残る。カウンターで自分が前を向いたときに、ドリブルで仕掛けるのか時間を作って味方の上がりを待つのかという使い分けなどを、もっと出来ないと、また違うチームと対戦したときに、逆にカウンターを食らう可能性もある。もっと判断を高めていきたい。

——カウンターの突きどころは。

相手の後ろ3枚も結構上がってきていたのでスペースがあることはわかっていた。みんなで我慢しながらあまり飛び込まずに、要所で上手くボールが取れた。でも結構チャンスはあったので、もっと突けたかと思う。シュートで終わったり仕留めたりはまだまだやっていかなくてはならない。

——アウェイ連戦となるが、ストライカーとしては。

点を取ることも必要だが、まずは守備も含めてチームで求められることをやりながらゴールを狙えればと思う。

 

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