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闘う言葉

【練習後】片野坂知宏監督「攻守にわたり予測や駆け引きで先手を取れるように」

 

紅白戦は狙いや意図を持ってやってくれていたので、決して悪い感じではなかったが、相手がどう出てくるかがわからないのでなんとも言えない。相手は前節、0-5で大敗しているので、メンバーやシステムを変えてくる可能性があるし、われわれに対してどう準備してくるかもわからないところがある。もともとよく変える監督で、いまいろいろトライしているのかなとも思っていた。

相手もホームなので負けられない戦いだと思う。だが、われわれも上に行くために、目標を達成するために、ここもしっかり勝ち点を積み上げていきたい。またアウェイで厳しい試合になると思うが勝ちたい。

監督が替わり、上野さんが率いていた頃のチームとは変わっている。はっきりさせて守備が堅くなった印象がある。攻撃は外国籍選手を含め、日本人にもボールを持てる選手やアイデアを持っている選手がいるので、抜け目なくやらないと厳しい試合になると思う。前線にカズ(岸田和人)が出れば気合を入れて来るだろう。前線は迫力をもってやってくる。最終ラインにはフク(福元洋平)が出場停止明けで戻ってくるだろうが、古巣相手に気持ちも入るだろう。

——相手の出方がわからない中で、選手たちにはどうポイントを伝えたか。

山口は形があるようでないような感じもある。それに対して大事なのは攻守にわたり予測や駆け引きで先手を取れるようなプレーをしようということ。それと、どういう状況になったとしてもバランスは崩さずに、しっかりコミュニケーションを取ってやることが大事だと話した。焦れずに我慢強くやりながら、勝機を見て合わせて戦うことが求められる。