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闘う言葉

FW 10 藤本憲明「頑張ってくれた守備陣に得点で恩返しできた」

 

——前半はなかなかボールが来ない中で辛抱強く駆け引きを続けていたが。

いつものようにワンチャンスを狙っていた。それはそこまでストレスではない。後ろも我慢強くやっていたし、走り負けてもいなかった。足元へのプレッシャーは湘南スタイルだし、想定内で、あまり気にしていなかった。前半を無失点で終えたことが大きかった。90分ずっとプレッシャーをかけ続けるのも難しいと思うので、いつかどこかで隙ができると思っていた。そこを上手く突けた。僕だけでなく、2点、3点取れそうな場面もあったのだが、追加点を取る部分が引き続き課題になっている。

——前半はなかなかいいボールが入ってこなかったが、後半立ち上がりはサイドから早めにいいボールが入った。

前半も1対1になる場面が多かった。そこをハーフタイムにみんなで共通理解したことで、自分の動き出しを見てくれたのかなと思う。

——得点シーンはぶつかっても倒れず、ボディバランスのよさ、体幹の強さを感じさせた。

最初はどう持っていこうかなと思ったのだが、最初に相手とぶつかったときに思ったよりも空いているなと思った。それでドリブルしようかなと思ったらまた一人来たが、落ち着いて見えていたのでかわして打てた。シュートは正直、気持ちです。

——あれで倒れないのはやはり雪の紅白戦の経験が生きているのでは…。

青森山田の? そこで青森山田出す?(笑)やっぱ雪中サッカーじゃないですか。めちゃめちゃキツい。

——相手からのマークが厳しくなって4試合ゴールから遠ざかっていた。その間は。

チャンスはあって、決めるか決めへんかは自分次第という部分があった。今日は結構チャンスが来た中で、1本でも決めることができてよかった。でも勝点3を取れたことがいちばん大きかったと思うし、ホームで3連勝できるチャンスになった。3連勝と思うとちょっと硬くなってしまうので、目の前の試合で勝点3を取れるようにしたいし、個人としては1試合1得点以上を目標としている。

——個人技での得点と、その後の試合運びで勝てた試合だった。

そうですね。あのあとにも(オナイウ)阿道とかコヅ(小塚和季)とかシマ(島川俊郎)とかに2点目を取ろうと言った中で、追加点を取ってもう少し楽な試合展開に持ち込めればよかったのだが。ディフェンスラインもノリ(鈴木義宜)を中心に集中してやっていたし、(高木)駿もいいセーブがあって、後ろに助けられた部分もあるから、得点というかたちの恩返しで勝てたのはよかった。

ルヴァンカップもグループステージ突破の可能性がある中で、リーグ戦もルヴァンカップも全員で戦っていきたい。それが大分トリニータらしさなので、全員が同じ目標に向かっていければ、いい結果が出るのではないかと思う。

——あのゴールを自己採点するとしたら。

180点です(笑)。

——何点満点ですか(笑)。

2点満点です(笑)。

 

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