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闘う言葉

MF 11 田中達也「試合中、悠太と上手く前後の関係を変えたりした」

 

——今季3度目の2連勝となったが、試合を振り返って。

今日は追いつかれる展開になったが、こういう試合を勝ち切ることが出来て本当にうれしく思う。

——今季7点目。自身のゴールについては。

ああやってチャンスメイクできて、しっかりそのあとこぼれ球に対して「もしかしたら自分のところにこぼれてくるかもしれない」という感覚を大切に出来ていて、それを逃さずに毎回飛び込めているからこそ、こぼれたときにそこにいることが出来ているのだと思う。

——今日はよく攻め込み、チームとしていい戦いをしていたが。

9月の7連戦からはチームとしての戦い方の完成度が高くなってきたという実感がある。大分らしいサッカーで結果がともなっていてうれしい。

——球際でも相手を上回っている試合だった。

そういったところで選手が集中して戦えていることが、勝利につながっていると思う。そういう部分はこれからも大事にしていきたい。

——清水との前回対戦も今節もシャドーでスタートした。前回は狙いが機能しなかったが、今回はシャドーで結果を出している。個人として変化したのか、またチームとして連動が生まれたのか、どういったところが要因なのか。

それは自分個人の成長があったかなと思う。最初にシャドーで出始めた頃よりもプレーの整理が出来てきたと思う。今日に関しては、相手のWBの西澤選手が最終ラインに並んで入るようなディフェンスにあまり慣れていないのかなという感じだったので、前半は僕が立田選手を引き連れて下りて(小出)悠太に相手の裏を狙わせたほうが上手くいくのではないかと試合中に感じ取って、悠太と上手く前後の関係を変えたりした。そういうことが出来たからこそ、1点目もそういう形から生まれた。

そういうふうに、自分のシャドーでのプレーの幅が広がっている。いままでは自分が裏に抜けることしか考えていなかったが、悠太にスペースを与えるとかいったふうに、自分のプレーの幅が出てきたと思う。

——苦しい思いをしながらも自身の成長をつかんだシーズン前半戦だったと。

本当に今季はWBだけでなくシャドーも経験し、そのどちらでも左でも右でも、いろんなポジションでプレーさせてもらっている。そのことでかなり成長を感じている。

——シャドーについて、自分なりのプレーモデルはあるのか。

特に誰を参考にしているというのはない。自分のプレーは誰かを真似るような感じでもない。自分に出来ないことと出来ることを整理できたことが今季はよかったかなと思っていて、技術がある選手の真似をして無理して難しいことをしようとか、ターンしてスルーパスを通してやろうとかは思っていない。そういうところで自分の出来ることに集中して、出来ることにパワーをそそぐというふうに頭を整理できてきたのがいいのかなと思っている。

——得点感覚という部分では。

人によっては「どこにこぼれるかがわかる」とかいうことも時々言われたりするのだが、そういうのは僕は正直わからない。以前も話したのだが、キタジさん(北嶋秀朗氏。熊本時代にコーチとして指導を受けた)から「『かもしれない』を大事にしろ」とずっと言われていて、「ここに走ったらもしかしたらバーに当たったボールがこぼれてくるかもしれない」といったことを大切にしている結果だと思う。湘南戦あたりからそういうプレーをしっかりしはじめて、点が決まる場面もあるが、それ以外には10回無駄走りということも結構ある。単にボールがこぼれてこなかったというだけなのだが、そんなときでもしっかり走れていることが、ボールがこぼれてきたときにそこにいられるということなのかなと思っている。

——今日の得点はその「かもしれない」から形になった。

その他の場面でも「もしかしたらここでしっかり走っておけばゴールチャンスが来るかもしれない」と思いながら走り続けていたからこそのゴールだと思う。キタジさんにずっと言われてきたことを実践して結果が出ているので、報告したい(笑)。

 

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