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闘う言葉

【記者会見・総括】片野坂知宏監督「勝利への執念を見せてくれと話して送り出した」

 

今日はこの遠い秋田のソユースタジアムまで大分のサポーターにたくさん来ていただき、われわれに声援を送っていただいた。今季はこれまでも大分のファンやサポーターに悔しい思いや残念な思いをさせ、こういう状況になったことについても心配をおかけした。今季の目標を新たに残留へと切り替えた中、今日、勝ち切って自分たちで残留を決めることが出来た。ファン、サポーター、大分を支えてくださる方々、そして今日は大分の地上波テレビでも試合中継があったし、パブリックビューイングも行われているが、そういう映像を通じても、みなさんが応援してくださったおかげだと思う。今日は残留を決めることが出来て本当にうれしいし、ほっとしている。

秋田さんの強みは縦に速く、矢印も前。パワフルな選手を生かしたフットボールをしている。われわれもそういう中、本当に肉弾戦、流血戦、エアバトルを含め球際でのバトル、そういうキワのところをどれだけやれるかだと選手に伝え、とにかく今日は勝利への執念というものを見せてくれと話して送り出した。選手も今日は絶対に勝つんだ、絶対に負けないんだというものを、90分通して徹底してやってくれたからこそ、この勝点3に繋がった。本当に選手がしっかりやってくれたおかげだと思う。

今季はあと2試合、ホームの群馬戦とアウェイの仙台戦が残っている。残留が確定してほっとしている部分もあるが、今季はホームでなかなか勝てない状況で、悔しい思いをさせているファンやサポーター、クラブ関係者、スポンサーやいろんな方々のために、やはり最後は勝って有終の美を飾り、残留を一緒に喜び合いたいし、勝つことが大事だと思う。気持ちの面も含め、次に向けてというところも切らさずに、あと2試合を連勝して終え、今季の自分たちのトライと次へのステップに繋がるゲームが出来るように、いい準備をして、また今日のように喜び合えるようにしたい。