TORITENトリテン

闘う言葉

FW 29 宇津元伸弥「体というよりも頭の疲労が僕はキツかった」

 

——タフな日程でのアウェイゲームだったが。

やはり疲れていて、体が非常に重かった。開始10分くらいの足の重さが尋常ではなかった。

——それでも宇津元選手のところからチャンスになることも多かった。

後半は特にチャンスを作れていたので、あの2回くらいをものに出来れば同点にすることも出来たのかなと思うが、もっとクロスの精度を上げなくてはならない。

——立ち上がりはいい感じで入れたが、次第に相手のペースになっていったのは。

最初の5分はセカンドボールも拾えたしボールも持てたので、あそこで1点取れれば状況は違っていたと思うのだが、あのあと山形さんも落ち着いてボールを持つようになった。いままでの戦いの中では相手にボールを持たれてもキツいと思うことはなかったのだが、やはり中2日ということでストレスがどんどん溜まっていった感じ。体というよりも頭の疲労が、僕はキツかった。

——天笠選手の脇のスペース管理をどう捉えるか。仙台戦や水戸戦などもそうだったがポジショニングの上手いチームにはいろんな選手に使われてしまう。

WBが入ってきたりといったあそこの流動性は戦術の部分でカタさん(片野坂知宏監督)にも言われていたのだが、アマ(天笠泰輝)と(榊原)彗悟が疲れていたので、スライドの遅れなどがあった。左であれば僕と(池田)廉くんとアマの連動でもっと声をかけてもよかったのかなとも思う。ただ、いまの戦い方の中では、あそこで相手にボールを持たれてもサイドに誘導すればあまりやられる感じはなかった。でも今日はそこに相手のボランチが関わってきてセンタリングを上げられて失点しているので、そこの対応はもうちょっと修正しなくてはならない。

——後半、チャンスを作れるようになったのは。

デルランの特長が出たのと、あとは僕自身が、山形さんの右WBの背後の取り方のコツを掴みはじめてきた。前半からもっと香川くんに声をかけて僕がボールをもらえれば、もっとチャンスを作れたかなと思った。

——FKは惜しかった。

本当はもっと巻きたかったのだが、足が入ってしまった。GKにも読まれていた。

——あのGKは新戦力で特徴があまりよくわからなかった。

あまりキャッチングしないなとプレーしながら見て思っていた。弾かれてもどこかにこぼれればそれを拾えると思ったので、とりあえずFKでは速いボールを送ろうと考えた。それがCKに繋がったので、そこはよかった点ではある。

——次の富山戦に向けて。

中4日あるのでしっかり回復したい。