DF 4 薩川淳貴「生き残るためにもゴールしかないと思っていた」

——試合を振り返って。
厳しい戦いだったが、何より結果がほしい、リーグ戦ではサブ組のメンバーだったので、結果が出たことはすごくよかった。個人的にスタメンで出るのは昨季、怪我をした磐田戦以来1年2ヶ月ぶり。今季はなかなかスタメンで出られずにずっと悔しい思いをしていたので、今後生き残るためにも今日は自分はゴールしかないと思っていた。並々ならぬ思いで臨んだ。
——実際に結果を残し、監督も選手を評価していた。
結果が全てだし、こうして勝ち上がることでサブ組がまた天皇杯に出てリーグ戦にも絡んでいけるようになると思うので、今日はすごくいいゲームだった。
——惜しいシーンもあったあとで、得点シーンについては。
マツ(松尾勇佑)からいいクロスが何本か上がってきていた中で、今日は自分はシャドーのポジションで出場していたので、そこに飛び込もうと狙っていたら、いい感じで流れてきたので当てるだけだった。
——薩川選手の巧みなところが出た試合になった。
まさかのシャドー起用だったが(笑)。相手が4枚で来るということは分析で言われていて、僕はその中でシャドーで出ることを前日に言われた。特に擦り合わせもせず、紅白戦もやらずにいきなりのシャドーだった。前半は景色が違いすぎて守備のところが上手くハマらなかったので、なかなかテンポを出せなかったが、ライン間で受ける感覚が徐々にアジャストして、いい感じで馴染んだ。
——相手の中盤も強度が高かったと思うが、間で上手く動かせていたのでは。
そうですね。茂くん香川くんと密にコミュニケーションを図りながら、相手の裏を僕が取り、茂くんが出口になるのか僕が出口になるのかと、開始から修正しながら、頭で勝ったという感じだった。
