TORITENトリテン

闘う言葉

DF 2 岡本拓也「最初の数試合で勝ちに持っていけるかが自分の価値を示す上で大事だと思っていた」

 

——試合を振り返って。

たくさんのサポーターが来てくれた中、(加入後)初めてのホームでモチベーション高くプレーした。厳しい試合だったが、全体としてしっかり組織を作れていた上に、最後に体を張るところだったり、ボールを奪ってから出ていくところがよかった。

——距離感よく戦えていた。

監督からもつねに左右や前後のポジションの選手と声を掛け合うように言われていたので、今日もほとんど穴を開けることなくやれたと思う。

——相手の2トップ2シャドーに入る前の段階でボールを奪えることが多かった。

映像を見て3バックの脇にランニングしてくるのがわかっていたので、僕がいかに早くスライドできるかがポイントだと思っていた。それで先回りして走らせにくい状況を作れたのではないかと思う。

——前節とは相手のシステムもタイプも違うが、2試合目で完璧なオーガナイズだったのでは。

周りの選手が上手く僕の特長を理解しながらやってくれている。今日は積極的にペレ(ペレイラ)とデル(デルラン)が前に出てくれていたので、僕はこぼれてきたところを拾うという役割だった。

——最後は相手はパワープレーでFKでのピンチもあったが、最後の時間帯をどう考えて守っていたか。

相手が長いボールも入れてくる中で下がりすぎないということと、ファーストディフェンダーをしっかり行かせること、カバーをしっかりさせること。あとはみんなが最後のところで身体を張るのが素晴らしかった。

——降格圏との勝点差を8に広げたが、今後の残留争いに必要になってくることは。

これをベースとしてさらに内容をよくしていくことが大事。下を見るのではなく上を見て戦っていきたい。

——個人的なところになるが、パースとの契約が終わってから数ヶ月間、次のチームがなかった中で、ひさしぶりに公式戦2試合に2週連続で出場して結果も出た。そこへの手応えは。

ここの最初の数試合で勝ちに持っていけるかというのが、自分の中で、自分の価値を示す上でもすごく大事なことだと思っていた。このタイミングで拾ってもらって役割も明確に与えてもらっている中で、なんとか力になれたらなという思いでやれているので、とにかく結果が出てよかった。