TORITENトリテン

闘う言葉

DF 2 岡本拓也「もう1試合あるので、いい形で終われるように」

 

——さきほど山口がいわきと引き分けて大分の残留が決まった。個人的な思いは。

僕が入るまで10試合以上勝っていなかったと思うので、その中でなんとかいい方向に持っていきたいなと思っていたし、あのタイミングで自分を獲得してもらった意味を考えると、絶対に残留させる、勝点を粘り強く取っていくというのは自分の中で意識していたことだったので、結果的に残留できたのはよかったと思う。ただ、実際には上位のチームには勝てていないし、自分の力のなさも痛感したが、もう1試合あるので、いい形で終われるようにしたい。

——本職ではないポジションで新しい挑戦でもあったと思うが。

やったことのないポジションだったがポジティブにチャレンジできたし、やるしかないという状況でどうやったら上手くいくかをつねに考えながらやっていて、自分でもあらためてこういうプレーが出来るんだなとかこういうことが出来るようになったという成長も感じる一方で、まだまだだなと思う部分もある。日々成長して、またやっていきたい。

——今節は中川選手の直前の負傷によりまた急造布陣となったが、影響は。

今週は特に(中川)寛斗と話しながら合わせてきた中で急に代わることになったので難しさはあったが、(榊原)彗悟ともずっと一緒にやってきたし、それぞれのよさがあると思うので、合わせる時間は短かったが、上手く合わせながらということを意識していた。

——失点しないことを優先して試合に入った中で、失点後、戦い方で変えた部分はあったか。

シュートは打たれていたしちょっと押し込まれたが、そこまで崩されている感覚もなかったので、そのまま続けていこうと話していた。

——相手が引いて攻めることが出来るようになった時間帯、どう考えてコントロールしていたか。

それまではほぼ全部蹴っていたのだが、相手が下がったことで繋いで自分たちから入っていけると思ったので、なるべく手前でピックアップして、早めにボランチの選手を使って入っていこうという感じだった。

——試合前には奪いどころを明確にしたいと話していたが、その点については。

正直、前半はうまく定まらず、早めに長いボールを送り込まれることなどもあり、そこの後処理だったり奪われて2次攻撃を受けるシーンが多くなった。ある程度そういうこともあると思っていたので、ちょっと我慢しながら進めていた。後半になって奪いどころが明確になったので相手を押し込めた。我慢しなくてはならない時間帯に失点しないことがポイントだったと思う。

——奪いどころが明確になったきっかけは。

相手が長いボールだけではなく丁寧に繋ごうとするようになっていたと思う中で、ゴールキックからいい形でハメることが出来たと思う。

——水戸はまだ昇格が決まっていない状況での対戦。どういう試合にしていきたいか。

上位に勝ちたい。上位との力の差は痛感しているので、どうにか差を埋められるような試合にしたい。大分のサポーターのみなさんにも、最後に勝って笑顔で終わってもらえるよう、気持ちのこもったプレーをしたいと思う。