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今節の見どころ

今後を占う9月。初戦で強豪・福岡を下してタフな山場を乗り切りたい

 

今季、残すところ12試合。この時期になってもいまだに昇格争い・残留争いともにいまだ先が読めない混戦状態が続いている。今後を占う9月、初戦は福岡との上位対決だ。

 

ここからは難しい対戦が続く

 
台風の影響により2試合を未消化ながら暫定5位につける福岡。9月はその2試合を消化するため7試合を戦う過密日程となる。初戦の大分戦にはなんとしても勝利して勢いをつけたいところだろう。
 
だが、こちらも負けてはいられない。残り12試合のうち8試合がアウェイゲーム。9月最後の第35節から10月にかけては関東アウェイが続くが、今節からは福岡、熊本と九州ダービー連戦で、ホーム讃岐戦をはさんでアウェイ山口戦と、敵地ながら近場での戦いだ。熊本と讃岐は残留に向けてのデッドヒート中で、福岡は優勝を狙い、山口も折り返し後は失速気味ながら十分に上位を目指せる位置にいる。そういった難しい状況にある相手と対峙するここからの4試合でどれだけ勝点を積めるかが、最終順位に響いてきそうだ。
 
松本怜は「ここをうまく3勝、せめて2勝2分で『負けない』ことを意識したい。いまは『分けきれない』という感じが痛いところ。なんとか無失点に抑えられれば最低でも分けることはできるし、耐えて耐えて1点という展開でもいいので、引き分け以上が重要になってくる」と気持ちを備える。
 
戦術の浸透が進み、最近では引いた相手に対する崩しの手こそ増えてきたが、最後の壁を突き破るにはまだ至っていない。ここ2試合はスペースを消して守られ、無得点が続いている。決定機を作ることはできており、課題はフィニッシュばかりという状態を踏まえ、今週のトレーニングではサイド攻撃の精度や意思疎通の部分を徹底した。ゲームではメンバーを入れ替えながら、新たな組み合わせも試していた。
 

リーグ最少失点の福岡をこじ開けられるか

 
福岡はここ4試合は2トップがギャップを作る4-4-2で戦っており、石津大介のトップ下やドゥドゥのSHなどにそれなりに手応えも感じているようだが、5枚のブロックで引かれた相手を攻めあぐねている大分に対してもその形を継続するのか、あるいは3-4-2-1や3-5-2で迎え撃つのかは興味深いところだ。
 
いずれにしてもリーグ最少失点の堅守のチーム。しかも今節は、負傷離脱していたDFリーダー・岩下敬輔が戦列に復帰してくる可能性が高い。彼の統率する守備から攻撃への切り替え、そして前線のタレントたち個々の力量に、組織で戦う大分がどう立ち向かうか。
 
個のきわだつ福岡にあって、それを組織的につなげる役目も務めながら決定的な仕事も果たす松田力と、この時期にチームキャプテンに就任したクレバーなゲームメーカー・鈴木惇という、古巣戦に臨む2人も要警戒プレーヤーだ。
 
ビジターチケットの売れ行きも良好という、レベスタでの九州ダービー。九州の誇りを懸けた熱い戦いを制したい。
 

練習後の監督・選手コメント

 
■片野坂知宏監督
 
みんながしっかりと目の前の試合に向けて準備してくれているので、ここまでのクールごとの勝点目標はクリアしながら来れている。決して悪い数字ではない。ここからはひとつずつ勝点を、できれば1クールで10以上取れれば、おそらく上が見えてくるという時期にさしかかってくる。特にこの第6クールは特徴あるチーム、勝たなくてはならないチームとの対戦が続く。第7クールに向けても大事な6試合になる。
 
岡山戦と新潟戦では固め打ちはできたが、前々節、前節と続き無得点なので、やはり得点力を強化したい。ああいう堅守のチームから得点できるかどうかが今後は大事になってくる。福岡も堅く簡単にやらせてくれないので、どうこじ開けているか。また、福岡は前線にもタレントが多い。攻撃重視になりすぎると相手にはカウンターを仕留める力の高い選手がいるので、やられないように粘り強く対応したい。
 
■MF 7 松本怜
 
クロスを入れるポイントとしては、キックの質はもちろんだが、いかに見て判断できるかがポイント。外も中も判断を早くできるようになればもっと合わせられるようになれる。中の選手も早めに動き出してスペースを作るなどの仕事が重要になってくる。(岩田)智輝もいい形を作る場面が増えたので、継続してトライすることが大事。ミスを恐れてクロスを上げないと、いい攻撃にはつながらない。
 
福岡戦は相手はホームの利があるし、前回対戦はうちがホームで勝ったので悔しさがあると思う。チーム状態もよさそうなので準備していかなくてはならない。個人的には前回対戦のときクロスから決めたし、昨季もさんぺー(三平和司)のゴールをアシストしているので、福岡は相性のいい相手。福岡キラーと呼ばれたい。いままで“◯◯キラー”と呼ばれたことがないので(笑)。いまはアシストも得点もあまり出来ていないので、ここで決めて自分もチームも波に乗りたい。
 
九州ダービーとなると、大分のサポーターはホームと同等の人が来て雰囲気を作ってくれる。すごく心強いので、勝ちを見せて、サポーターも僕らも気持ちよく大分に帰ってきたい。
 
■MF 38 馬場賢治
 
福岡は個の能力を生かした戦い方をしている。リスクを冒さずセーフティーにやっていて、基本的には固いチーム。攻撃は能力の高い選手がいるので、気の絶対に抜けない試合になる。うちは基本的に先制点が大事になるので、早めに決めたい。前節の徳島戦も早めに決めていれば、相手もしんどい中でも前に出てこなくてはならなくなり、そこからスペースが空いてうちがやりたいことが出来るようになっていたかもしれない。
 
うちはカウンターに強くないと分析されている部分があると思うので、一発でやられる怖さがある。決して対人に弱い選手がいるわけではないのだが、前節の失点場面をあらためて見ても、中を閉めることができていなくてやられてしまった。徳島は間違いなく上手くて、こちらが支配していたようで向こうはああいうのを待っていたのかもしれない。そういう意味では福岡も分析して引いてくるかもしれない。カウンターを打つ能力の高い選手も揃っている。だから先に決めるべきところを決めて先制できるように意識して準備したい。
 

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