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今節の見どころ

気になるチアゴ・マルチンスと前田大然の動向。中盤の形にも注目

 

過密日程で続くタフな戦い。アウェイでのルヴァンカップ・柏戦から中2日で、チームは昨季王者・横浜FMをホームに迎える。

 

チームの台所事情はいまだ厳しいと思われる

蒸し暑さに苛まれたアウェイでのルヴァンカップ・柏戦では2種登録の屋敷優成と弓場将輝の2人が先発でピッチに立ち、落ち着いたプレーを披露した。最後に意地の得点を奪った渡大生は1トップでこれまでには見られなかったストロングポイントを発揮。連戦の疲労やコンディションの関係か、リーグ戦に絡んでいなかったメンバーも、さすがの戦術理解度と連係を見せた。あとは彼らのコンディションが十分に上がってくるのを待つばかりだ。
 
ただ、そういう収穫はありながら敗れたのも事実。前半は柏の圧が弱く、こちらが主導権を握り好機を多く築いたが、得点できなかった。後半に相手が圧を強めると立て続けに失点。勝てていないチームにありがちな崩れ方で、チーム状態の悪さを反映しているようだった。
 
それから中2日。ルヴァンカップを回避したメンバーと、ルヴァンカップでハイパフォーマンスを見せたメンバーを、どのように組み合わせて戦うか。想定していた以上に、これだけ負傷者やコンディション不良者が続出すると、戦術的チョイスが二の次となってしまうのも止むなし。プレーできる戦力の組み合わせから戦い方を算出するしか方法はない。組織的スタイルのチームにとっては厳しい選択だが、もはや戦力に期待するのみだ。
 

負傷者続出も復帰組や新加入戦力に期待のかかる相手

昨季王者の横浜FMだが、現在は3勝2分4敗で11位。やはり過密日程の影響か、負傷者が続出して苦戦を強いられた。GKパク・イルギュは第8節の仙台戦で復帰したが、第5節の鹿島戦で負傷したチアゴ・マルチンスは前節もまだベンチ入りしておらず、第8節と第9節は松原健がCBを務めていた。今節の最終ラインのメンバーがどうなるかは気になるところだ。
 
攻撃陣も前節にはエリキが復帰。仲川輝人の姿はまだ見えないが、前節はマルコス・ジュニオールも先発出場している。さらに注目されるのは新戦力だ。今夏、横浜FMは積極的な戦力の入れ替えを行なっており、遠藤渓太のドイツへの移籍をはじめ前貴之や杉本竜士を放出。代わりに前田大然やジュニオール・サントスを獲得している。8月3日に加入がリリースされた前田大然は、そろそろ初出場するのではないかという見方が濃厚だ。チームとしても仲川不在の間は特に、あのスピードが待たれているだろう。
 
横浜FMも大分同様に組織的なチームなので、戦力のやりくりに苦心していた間、やはり戦績は奮わず、仙台戦はボール保持して流動的に攻めるが粘り強く守られ、勝利はしたものの1-0で終了。札幌戦は相手の献身的な守備にパスワークを封じられ攻撃の手詰まり感が否めなかった。ただ、第6節の横浜FC戦では、相手にボールを持たせながらスペースを消して守り、背後を突いて4-0と大勝。相手との兼ね合いや自チームの状況によって戦い方を多彩に変化させており、選択肢の幅が感じられた。
 
システムは4-3-3だが、試合によって中盤の形が三角形になったり逆三角形になったりしており、ミスマッチの点でもここは重要なポイントになりそう。キックオフ後にしっかり見極めてギャップを確認したい。
 
横浜FMにとってはこの大分戦が15連戦のスタート。勢いづけるためにも初戦でいい試合を望んでいるはずだ。こちらも連敗の沼から抜け出したい一戦。チームとしてコンディションを整え、好ゲームを待つ。
 

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