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今節の見どころ

熊本を迎え、前節に続く九州ダービー。流麗なパスワークを封じゴールを奪え

 

ホーム連戦の2戦目は、今節も九州ダービー。個性的にしてスペクタクルなスタイルを誇る熊本を迎え撃つ。

 

徐々に完成度を高めてきたチーム

開幕戦以来のホームゲーム白星で今季初の連勝を遂げた前節・鳥栖戦から中3日。今節はやはり九州の雄・熊本を迎える。
 
連戦中でトレーニングは完全非公開だが、おそらくコンディション調整を最優先に、対熊本戦術は試合前日に落とし込まれたはずだ。有馬幸太郎は「前節の鳥栖戦はその前の磐田戦の疲労を引きずらずにプレーできた」と話していたが、今節の選手たちはどうなるか。
 
プレシーズンから緩く主力を固定して戦ってきたチームは、ここにきて一試合ごとに組織の完成度を高めているように見える。「いい守備からいい攻撃へ」をキーワードに守備から入るスタイルを貫きつつ、ここ最近はボールを保持しながらの攻撃にもトライ。4月に戦った5試合は、それぞれに対相手戦術を落とし込み、状況に応じて柔軟に戦う姿も垣間見えた。
 
「戦術を具体的に示し過ぎると選手がそれしか出来なくなり相手にも対策されやすくなるので」と、指示を最低限の狙いどころやバランス維持に絞ってきた指揮官の下、経験豊富な野村直輝らが中心となって選手間のコミュニケーションを図り、自分たちで培ってきたものが、徐々にピッチに描かれはじめているものと思われる。
 

流麗なパスワークに粘り強く対応したい

ここまで4勝4分4敗の勝点16で11位の熊本は、今季もそのスペクタクルなスタイルでJ2に乱気流を巻き起こしている。指揮6シーズン目を迎えた大木武監督による個性的で明確な戦法の対戦相手との相性なのか何なのか、圧倒する試合もあれば大敗することもあり、今季もここまで13得点13失点と評価の難しい戦いぶり。
 
前節は首位を独走する絶好調の千葉を一方的に押し込み、試合は0-0で終わったものの相手の3倍のシュート18本を放つ圧倒的な戦いを演じた。独特な立ち位置からのスピーディーで流動的に相手を侵食するパスワーク、リスクを恐れず果敢にアタックして相手を阻むハイプレスと、攻守に特徴的な熊本を、大分がどう攻略するか。
 
おそらくブロックを構える時間も相応に長くなると予想される中、そこから攻撃に転じる際に素早くスペースを認知しながらボールを運べるかがカギになる。連勝した前々節と前節のように、先制して優位に試合を進めたい。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■片野坂知宏監督
熊本はボールを持つことが好きだし出来るチームなので、われわれはそれをやらせないように、メリハリをつけた守備で厳しく行く。攻撃になったときにはどこにスペースが出来てどこからこじ開けることが出来るかというところを共有してやることが大事になる。
 
ホームなので勝ちたい。ここで九州ダービーホーム2連勝できたら、われわれの最終的な目標に向けても弾みがつくだろうし、この勢いをどれだけ継続してやれるかというところにトライしたい。
 
■FW 9 有馬幸太郎
熊本はしっかりパスを繋いで攻撃してくるので、そんな相手の良さを自分たちの守備でしっかり消したい。まずは全員でしっかり守る。前節は奪ったボールを丁寧に後ろからビルドアップするシーンもあった。すぐに奪い返されてずっと相手にポゼッションされるのはキツいので、自分たちがボールを持つ時間も必要な中で、今節もノムくん(野村直輝)をはじめ後ろの技術のある選手たちに任せながら、自分は伊佐くんとの関係の中で攻撃したい。
 
いまチームとして高めたいのは最後の精度、決定力。守備は全員で献身的にやれていて、失点数も少なく、クリーンシートの試合も多い中で、引き分けが多くなっているのはチャンスで決めきれなかったから。前節もチャンスがありながら1点しか取れなかったので、精度を高めていきたい。特にクロスが合わずに抜けていくシーンが前節も多かったので、自分も要求しながらみんなの意見を聞いて合わせていきたい。
 
■DF 44 𠮷田真那斗
熊本はしっかり繋いでくるチーム。昨季も手こずったし、難しいゲームになると思う。上手い選手が多く流動的に動いている。得点シーンでもすごくいい崩しであそこまで持っていっているが、そんな相手に対しても、引いてはダメだと思う。自分たちも積み上げてきたスタイルを変えてはいけない。
 
3月は勝てそうで勝ちきれなかった試合もいくつかあった。その苦い経験が生きている。守備の集中もそうだが、各々が何をすればいいのかということを、スタメンもベンチメンバーも頭の整理が出来ているので、拮抗しているゲームの中で勝ちきれるようになってきたと思う。

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