3連戦の3戦目で後半戦スタート。一体感を増しつつ総力で難敵・徳島に挑む

後半戦のスタートはタイトな3連戦の3戦目。天皇杯2回戦を突破したメンバーの勇敢な戦いぶりに勇気を得て、リーグ今節も勢いを持って入りたい。
連戦で札幌からの徳島。メンバー構成は
大和ハウスプレミストドームで感動と歓喜に沸いた天皇杯2回戦・札幌戦から中2日。120分プラスPK戦をタフに勝ち抜いたチームは、大分に戻らず直接、次なる敵地の徳島へと移動した。借り物のグラウンドでのトレーニングを経て、どれだけコンディションを整えることが出来たかも、このタイトな3連戦ラストゲームでの戦いを左右することになりそうだ。
不本意な逆転負けを喫した前節の秋田戦で複数の負傷者が出たことで、今節は選手層やメンバー構成も不透明だ。榊原彗悟は脳震盪と診断されたため今節は出場を回避しなくてはならない。そういう中で、天皇杯出場メンバーからスライドする戦力も出てくるか否かというところ。
前々節の今治戦、前節の秋田戦と、相手に押し込まれた状態から挽回できない課題が続いた。今節の相手・徳島も、ボールを持つのが巧みなチームで、守備対応の判断も大事になる。同じ過ちを繰り返さないよう、目の前の問題をクリアしながら歩を進めたい。前半戦は攻撃面の課題が響いて勝点を取りこぼした試合もあったが、粘り強い守備で10位での折り返し。ここから攻撃のクオリティーを高めながら、シーズン終盤に向けて順位を上げていきたい。
守備は手堅く攻撃はタレント揃いの徳島
徳島は現在、9勝6分4敗の勝点33で5位につける。10得点10失点と、こちらも手堅さの表れた数値だが、第15節以降は3勝2分と無敗を継続中。前節はホームに千葉を迎え、3-3で終えた。これが今季初の複数失点試合となったが、3得点でシーソーゲームの粘りを見せている。組織的な堅守とタレントたちの迫力ある攻撃で、ホームで迎える後半戦最初のゲームを白星で終えたいはずだ。
天皇杯2回戦はすでに11日に終えて2-1で山口を下しており、今週は連戦ではなく1週間の準備期間を得た。大分とのコンディションの差は大きそうだ。大分としては多少のメンバーの入れ替えが予想される中で、徳島の特徴的なスタイルに対してどう闘うかをしっかりと共有して臨みたい。