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今節の見どころ

リーグ戦では10年ぶりの対戦。3連戦最初に鳥取とのミラーゲームに挑む

 

プレシーズンの積み上げを存分に発揮して初陣を勝利で飾り、その好感触をさらに確かなものへと高めたい今節。ホームにやってくるのはひさびさの対戦となる鳥取だ。

 

前節からの勢いを醸したい3連戦の初戦

初陣の北九州戦を2-0の白星で飾ったチーム。多くの時間帯において湧き上がるプレーで相手を圧倒し、勝利という結果を掴んだことで、目指すスタイルへの確信を深めた感触がある。個々の特長が組織の中で有機的に生きていたこともポジティブな要素だった。
 
その好感触をさらに確かなものへと固めていきたい2戦目。前節に続きホームに迎える相手は、2019年の天皇杯2回戦以来、リーグ戦では優勝を決めた2016年J3最終節以来の対戦となる鳥取だ。いずれも4得点して勝利しているが、現在はともに当時とは全く異なるチームになっており、ひさびさの対峙でいかなる展開になるかは予想しづらい。
 
大分はこの試合のあと、今季初のアウェイゲームとなる第4節・熊本戦との間に、積雪の影響で延期となっていた第1節・滋賀戦の代替開催が挟まれることになっており、鳥取戦から中2日、熊本戦まで中3日という3連戦のスケジュール。四方田修平監督は「目の前の一戦一戦。次のことは考えていない」と話すが、これまでもこまめにメンバーを入れ替えながら戦術浸透を進めてきたチームは、ある程度の選手層の厚みを持っているはずだ。連戦の毎試合、どの戦力がアピールし台頭してくるかが楽しみな8日間でもある。
 

志向の似た同士で今季初のミラーゲーム

林健太郎監督体制3シーズン目の鳥取は、開幕からアウェイ4連戦で、今節が3戦目。第1節の北九州戦は3-1で快勝したが、第2節の宮崎戦では相手の勢いに押されて終始主導権を握られ、1-3で敗れている。後ろからしっかりボールを繋いでゴールを目指しつつ、攻守のバランスも崩さないところから、大分のスタイルにも近いチームだ。陣形も同じ3-4-2-1、ともに今季初のミラーゲームとなる。ボール保持を得意とするチーム同士、相手のプレスをいかに剥がして前進するか、相手の攻撃をいかに阻むかのせめぎ合いになるだろう。
 
鳥取は第1節と第2節でGKと右WBの先発をはじめ、複数のベンチメンバーも変更している。毎年のように多くの戦力が入れ替わるチームでは、今季も昨季12得点でチーム得点王の富樫佑太が奈良クラブへと流出。9人の大卒ルーキーなど新戦力が多く並ぶ中、今節も起用戦力を変える可能性が考えられる。それでも組織の骨格はしっかりした印象で、富樫が抜けた1トップには、昨季はシャドーでプレーしていた三木直土が入り2戦連続得点中。シャドーには今季補強の目玉である矢島慎也が配置され、早速クオリティの高さを披露している。
 
そんな鳥取を迎え、前節の手応えを今後に繋げるためにも、再び湧き上がりたい一戦。今週はミラーゲームでの攻守を再確認した。ここまでの成果を連勝へと繋げ、3連戦を乗り切る弾みをつけたい。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■四方田修平監督
前節は、ここまでやってきたことを、選手たちが失敗を怖がらずに思い切ってやってくれたと思う。ピッチでたくさん表現できて、しかも勝ちにつながったので、新チームとしてすごくいいスタートが切れたと思っている。開幕戦では堅くなって怖がってリスクを避けるというふうになりがちなのだが、勇気持ってどんどん受けに行くというところもよく出来ていた。
 
鳥取はパスワークがすごく洗練された、成熟しているチーム。われわれと似ているチームだと思うが、攻撃の組み立てが非常に上手く、緩いプレスで行くと剥がされて主導権を握られてしまう。そんな鳥取に対しては、チーム全員で、組織でしっかり対応していかなくてはならない。局面の守備の強度をいま自分たちが持っているマックスでやれるかが大事になってくる。
 
■MF 72 山口卓己
鳥取戦は、ボールを保持することももちろんだが、相手も保持してくるチーム。いかに高い位置でボールを奪えるかと、3-4-2-1で組み合う形になると思うので、それをどう剥がしていくのか。まずは組み合ったときにひとりひとりが負けない部分と、守備でどれだけ前で引っ掛けられるのかというところがポイントになってくると思う。
 
ただ、ポジション上はミラーになっているが、そこで相手がどうプレスをかけてくるかはわからない。シャドーがかけてくるのか、1トップがGKまで追ってくるのか。そこは自分たちの形を持ちながら、相手を見ながら試合中に変化させていくことが大事になってくる。チームとして柔軟に対応していく力はあると思うし、やっていかなければいけない。
 
■FW 17 キム・ヒョンウ
前節はチャンスはたくさんあったので、もっと決めなくてはならない。今後も前節のようなチャンスがあるかどうかわからないので、少ないチャンスでも決めきれないといけないし、決める選手になっていきたいと、自分でも思った。もう1点、もう2点決めるような選手になるよう頑張っていく。
 
ヨモさん(四方田修平監督)もいつも言っているとおり、もちろん結果にこだわるけれどしっかりチャレンジしていこうというところ。「サッカーはミスのスポーツだからそこは気にせず自分がやりたいことにどんどんチャレンジしていこう」というヨモさんの言葉が自分の中ではすごく力になっている。ミスってロストしたら戻ればいいという意識でやっているので、楽しくやれている。