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闘う言葉

【練習後】MF 16 山岸智「寿人はゴール前での絶対的な存在。キャプテン対決は感慨深い」

 

難しい試合でも勝てるようになって、チーム力がついてきているのかなと感じる。相手がボールを持つ時間が多くても、我慢強く守備をしながら後半のチャンスにカウンターに仕留めるなど、チームとしての戦い方にバリエーションも出てきた。相手のシステムによってフォーメーションを変えるなど柔軟に対応も出来ている。

——岐阜戦は良い試合だった。

相手はパスをつないでいたが、つないでいるだけのところはやらせておいてもいいと。監督からも今日のミーティングで相手のパス数は900超でこちらは300ちょっとだったという話があったが、パス数がすべてではなく、結果的にはウチが勝っている。チームとしてこう戦おうと決めたことが出来ているからこその結果だと思う。

——ここ2試合は守備から入っているが、選手の心理的には。

特別に相手に合わせ過ぎるのも良くないかもしれないが、相手のストロングポイントに対してウチがどうやって戦うかというところはすごく大事だと思うので。もちろん監督が判断することで、僕らはそれを信じて続けていけばいい。

——連戦が続くが、コンディションは。

個人的には途中交代もしているし、トリートメントもしっかりやっているので僕は大丈夫。他の選手もちょっと疲れはあると思うけど、試合は続いていくので、また誰が出ても同じように戦えるよう準備して臨みたい。

——今節の名古屋戦に向けては。

ポジションごとに個々の能力の高い選手がいる。向こうも怪我人が多い中で、チーム力で戦ってくだろうが、ウチもレベルが上がってきているので、確実に良い試合が出来ると思う。何も失うものはないし、毎試合をチャレンジ精神で戦っていければ。

——広島時代チームメイトだった佐藤寿人選手が、大分戦で負傷離脱から復帰する可能性があるが。

彼は誰もが知っているとおり、ゴール前での絶対的な存在で、運動量こそ一時期より少なくなったかもしれないが、シュートのスキルは衰えていない。個人的にも仲が良いというか、直属の先輩でもあった。向こうも名古屋でキャプテンをやっているし、感慨深いものがある。来てくれれば個人的にも楽しみなゲームになる。同じピッチに立てたらうれしいので、本人にも「来てよ」と言ってある(笑)。