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闘う言葉

【記者会見】片野坂知宏監督「とにかく思い切って出し切ってくれとハッパをかけた」

 

われわれもそうだし群馬さんもいまリーグ戦で残留争いをしているところで、チーム事情も大変厳しい状況の中、天皇杯4回戦を迎えることになった。群馬さんはコロナの状況があり、リーグ戦が延期になった中で、今回の試合は非常に難しい状況の中での開催になったと思う。われわれもリーグ戦の合間、中2日というスケジュールで、この群馬戦に臨んだ。

まずはトーナメントなので勝ち上がることが大事だった。延長になったし2-1という僅差ではあったが、勝ち上がることが出来たことは非常にわれわれにとって良かったことだと思う。リーグの前節・横浜FM戦では非常に悔しい敗戦をしたが、それはわれわれがアグレッシブにチャレンジしたことの結果で、ポジティブなところも見れたので、そういった姿勢は今後のリーグ戦でも、そして今日の天皇杯でも、メンバーは変わったが、そういった狙いの中で守備と攻撃にチャレンジしていこうと話して送り出した。

群馬さんもどういうメンバーになっても、戦い方は変わらずにアグレッシブに来るだろうと予想した中で、[4-4-2]の相手に対し、われわれは[3-4-2-1]で、動かしと守備の狙いを選手に明確にして戦った。前半の13分に失点につながったり、動かしのところも、相手に合わせたわけではないと思うが、まだまだJ1のテンポや強度の面で、厳しさがあった。ハーフタイムにはそういったベーシックな部分、いまわれわれがチャレンジしようとしているところを、後半はとにかく思い切って出し切ってくれと選手にハッパをかけた。延長になり、足をつる選手もいた中で、最後まで狙いをあわせてトライしてくれたと思う。

90分でゲームを決められればよかったのだが、それが出来なかったということは、まだまだわれわれのクオリティーや強度が足りていないということ。そういうところも高められるよう、そして次はリーグ戦の札幌戦、神戸戦、広島戦と3連戦があるので、そこにも向けて回復しチャレンジできるようにしたい。われわれがまたいいゲームをしてリーグ戦連敗の流れを断ち切り、ポイントを重ねて目標達成できるよう、しっかり準備したい。

最後になったが、群馬県はコロナの感染者が多く、20日から緊急事態宣言も発令される中で、大分のサポーターも応援にかけつけてくださった。そういう中で勝つゲームをお見せできてよかった。こういう状況の中でも群馬まで足を運んでいただき、本当に感謝している。そういった方々の応援やサポートがあるからこそ、われわれは力を発揮できるし、一緒に戦えているのを感じた。また今後もいろんな状況があって厳しいと思う。そして残念な思いをさせてしまうこともあるかもしれないが、とにかく励みになるようなゲームが出来るように、期待に応えられるように、準備して、出し切って、プレーしていきたい。

——今日は2種登録の選手も多くメンバー入りし、リーグ前節から中2日でのアウェイ連戦。どの程度準備を突き詰めて臨めたのか。

正直、リーグ前節の横浜FM戦から今日の天皇杯・群馬戦まで2日間しかなかったし、アカデミーの選手にサポートに入ってもらわなくては、プロの選手だけではおそらく疲弊してしまうので、ユースのほうにお願いして、なんとか少しでも戦える選手をと戦力をチョイスし、とにかく疲れた選手から代えていこうと考えていた。

出来れば90分で、プロ選手だけで終わらせたく、終盤に(小林)成豪と(小出)悠太を投入するプランだったのだが、やはり今日も湿度が高く暑い中でのゲームとなり、群馬さんも動かしのところで非常にチャレンジされていて、そういうところで強度が落ちたところは、とにかくフレッシュな選手を入れていこうと準備してきた。

戦術的なところでは、おそらく群馬さんが[4-4-2]で来るだろうというところで、4バックの相手に対するわれわれの狙いを伝えた中で、トライさせるようにした。

——これで8強入り。チーム最高成績に並んだが、今後どのように天皇杯を戦っていくか。

天皇杯をもしも優勝することが出来ればACLの出場権も得ることが出来るし、大事なトーナメントだと思っている。われわれは2回戦でホンダロックさん、3回戦で福井ユナイテッドさんと戦って、今回が初めてプロのチームとの戦いになった。やはりボールを持たれることもあったし、危ない場面もあった。連戦の中、リーグ戦からはメンバーをターンオーバーしながら、リーグ戦と天皇杯を同じような強度で、勝ち上がることがチームにとって非常にプラスになることだと、とにかく上を目指してやっていこうと戦っている。

ベスト8まで来ることが出来て、対戦相手もまだどこになるかわからないが、リーグ戦にもつながるようなゲームをしたいし、ベスト4まで行けばまた決勝という非常に素晴らしい成果が待っているので、次の試合も全員でいい準備をして、少しでも高みを目指せるようにしたい。

またそういった成果を挙げることによって、トリニータのファン、サポーターの方々にも喜んでいただけるし、リーグ戦で残念な思いをしている中でもトーナメント戦で勝ち上がることは非常にいいことだと思っている。そういう位置づけの中で、リーグ戦と同様に天皇杯も、いい成績を目指して準備していきたい。

——リーグ次節は札幌戦。マンツーマンで球際に寄せてくる相手だが、前節の横浜FM戦で見せたような戦い方を、また続けていくか。

札幌さんも、守備はマンツーマンで、攻撃はコンビネーションや背後を含め多彩。強度の高いタフなゲームになると思う。いろんな戦い方があると思うが、今日の群馬戦から次の札幌戦までも中2日で、非常にタイトなスケジュールで準備しなくてはならないので、その準備を出来る時間内に、札幌さんに対しての狙いを合わせていきたい。

川崎F戦、横浜FM戦と、いまJリーグでいちばん強い、1位・2位の相手に対して、結果は出ていないにしろ、自分たちが攻撃にしても守備にしてもチャレンジしたところは、非常にポジティブだったと思う。特に横浜FM戦では大敗したが、ああいうチームに対しても思い切って引かずにチャレンジし、その中で勝点を取っていくことが、われわれが目標を達成するためには大事になってくる。

それが出来れば目標も達成できるし、さらに高みを目指していける。そしてこのトリニータというチームが今後、強度高くプレーできるようになっていくことが大事になる。そういう意味で、そういったチャレンジを、札幌戦含め今後のリーグ戦でも、可能なかぎりトライしていきたいと思っている。

 

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