TORITENトリテン

闘う言葉

FW 40 金崎夢生「準備するのも大事だけど、ゲーム中にどうするかというところ」

 

——大分のサッカーをしっかり見たことはあったのか。

あまりないが、後ろからしっかりつなぐというイメージはあった。でも実際に自分が入ってプレーするとなるとまた違うと思うし。

——チームにはすんなり入れたのか。

いままでいろんなところに行っているので知らない選手ばかりということもない。言葉の通じない海外に比べれば(笑)。

——合流後の数日でチームにフィットするためにいちばん意識したことは。

特になかった。試合をやってみないとわからない部分もあるので、変に決めつけて入る必要もないかなと思っていたし、とりあえず試合をやってその中で出たところがいちばん大事。そういうことも考えた上で監督も最初から使ってくれたのかもしれない。試合で出た課題がいちばん重要。

——ひさしぶりの公式戦だったと思うが、よく動けていたのでは。

まだまだな部分もいっぱいあるが、チームが勝ったのでそれがいちばん。コンディションはいまは7割くらいだが、ゲーム状況にもよったかなと。

——呉屋選手との2トップ、どういう関係性でやろうとしていたのか。

そこも手探り。ゲームをやりながら探りながら喋りながら。日本人同士だからコミュニケーションも取れるし、そこは話しながらどうしていこうかとプレーした。今後、相手によってもやることは変わってきそうだし。

——今日はしっかりゴール前を固めてくる相手だった。

それに向けて準備するのも大事だけど、ゲーム中にどうするかというところをやっていかないと。ゲームが終わったあとで「もっとこうしたほうがよかった、ああしたほうがよかった」と言っても遅いので。仲間たちと話しながら「今日はこうやったほうが上手く行くね」というようなところが大事になってくるのかなと思う。

——今日の出場での手応えは。

いっぱい課題が出てよかった。もっと自分としてこうしていくべきだなというのが見えたし、もっとコンディションを上げることがいちばん。

——監督から求められたことは。

しっかり引っ張ってやってほしいと言われていた。決してコンディションのいい状態ではなかった中でも使ってもらえたのでしっかり応えたかった。ゴールというかたちにはならなかったけど、チームとしてしっかり勝てたので、最低限のことは出来たと思う。

——シャムスカ監督時代の3-5-2では2列目。今日はトップ。プレースタイルも変わったような変わっていないような。

変わったんじゃないか。もう13年くらい経ってるんで。僕も行く先々で監督に求められることによってどんどん変わっていったし、チームにとって自分がどういう役割を果たすのがいいかというところで変化していったので、大分に戻ってきて、少なからずまた変わる部分もあるのかなと思っている。

——ここから昇格争いに向けて自らの果たしたい役割は。

クラブからもいい起爆剤になってほしいと言われたので、そういうふうになれればと思う。自分がゴールを決めたりすれば、よりチームに勢いをつけられる。今日結果が出たので、内容ももっとよくしていくべきところがある。

——大分のユニフォームでドームのピッチに立ってみて。

サポーターにお帰りと言ってもらえて温かい感じで迎えてもらえたのが何よりうれしかった。それをプレーや結果で返せるようにしたい。

 

またチームメイトになりました