DF 34 藤原優大「もっと相手を見ながらやっていければ」

——ひさしぶりの実戦だった。
1ヶ月半くらいで思ったより長引いてしまった。ベンチスタートだったがピッチに入りそうな予感はあったので、入ったらビビらず勇気を持って差すところは差していこうと決めていた。引っかかったのもあれば質の悪い部分もあったが、思い切ってプレーできたことはひとつ自分の中でよかったと思っている。もっとやっていかなくてはならないが、一歩踏み出せたと感じている。
ピッチに入ってみるとやはりノムくん(野村直輝)や(木許)太賀はいい場所に立っていると感じた。自分もしばらくトレーニングではサブ組でプレーしていたので、太賀とも呼吸が合ってきていたのもある。
——ベンチから試合をどう見ていたか。
こちらの攻撃のときも、長崎の外国籍選手はちょっと守備をサボるところがあったので、そこから入り込めそうだなとベンチから見ながら考えていた。そこで僕が入ってからは優位な状況を作れた。それまでも、デル(デルラン)とペレ(ペレイラ)をもうちょっと高い位置で張らせることも出来たかと思う。そういう動かしのところで、もっとはっきり指示があれば。それをやってみてダメだったらまた変えればいいし。何をやればいいかわからないような中途半端な時間が結構あったので、もったいないなと思っていた。
——動かしのところの指示に関して、監督は今季は敢えて抑えめにしているように見えるが。
攻撃の指示は大枠のみになっているが、僕はそっちのほうがやりやすい。今日も外から見ていてこうしたほうがいいなというイメージを持った中で、相手は疲弊して僕はまだフレッシュだったというのもあるが、自分がイメージしていたことにチャレンジしてみたら結構上手く行ったので、自分が先発で出たら最初からもっと相手を見ながらやっていければと思った。
毎試合、相手は違うし、そこに合わせながらとなると自分がやってきたものを出せない場面もあると思うし、結局、確実なことはひとつもない。自分は後ろにいるので、ピッチを見ながら、守備も攻撃もチームで変えながら対応していきたい。
