【記者会見・総括】片野坂知宏監督「選手が踏ん張ってタフに戦ってくれたおかげ」

リーグ戦から中2日で、アウェイで、いちばん北の札幌さんとの対戦。PK戦にまでもつれ込んで本当にタフなゲームだったとあらためて感じる。そして、われわれの事情なのだが、昨日、移動する中で少しトラブルがあり、選手もわれわれも大変だった。そういう中で今日、アウェイでの夜の試合だったが、選手が入りから集中して戦ってくれて、こうして勝ち上がることが出来た。今日は本当に選手が踏ん張ってタフに戦ってくれたおかげだと思う。まずは選手に御礼を言いたい。たくさんのサポーターの方々にもここまで足を運んでいただいて、なんとか勝ち上がれたことをうれしく思う。
札幌さんもリーグ戦との連戦なので、どういうメンバーで来るかというところを予想した中で準備した。札幌さんは4-4-2と3-4-2-1のふたつの顔を持っているチームなので、どういう形で来られるか。メンバーもたくさんいらっしゃるので、前線を含めてどういうふうに来るのかなという予想の中、われわれはリーグ戦で出場機会を得られていないフレッシュなメンバーで、今日の札幌戦で得点し守備でもボールを奪うためゴールを守るところを準備してきたことが、前半からいいかたちで出来ていた。
ただ、失点のところも非常にもったいない部分があったし、もう少し徹底すべきところは課題になると思う。こういう高いレベルの試合はやはり一瞬のところで痛い想いをするということを学ばなくてはならない。
攻撃のところでは前半から何度かチャンスを作った中、いい形でサイドから崩して得点できたところは、今日狙っていたひとつの形だった。そういう非常にいい形で点を取ってくれたことで、後半に向けて選手も力を維持できたし、後半の入りもしっかりチャンスを作ってくれた。あわよくば後半の早い時間に決定機があり、得点を挙げて2-2に追いついた中で、鮎川の決定機が外れてしまうのが現状。やはりああいうのを決め切るところにもこだわっていかなくてはならない。
勝ち上がったとしてもまだまだ反省すべきところはあるので、そういうものをしっかりと次に生かして、また中2日でアウェイ徳島戦。非常に厳しい試合になるが、出来るだけ回復させて、どういうメンバーで徳島戦を戦うかというところを準備し、また勝てるようにやっていきたい。