MF 72 山口卓己「ベースの部分はもっと上げなくてはならない」

——試合を振り返って。
今日の試合展開はあまり僕たちの中では上手く行っていなかった。個人的にも課題もたくさんあって、出来なかったことの方が多かった。相手がボールを保持したときに上手くプレスがはまらなかったシーンが多かったし、その中でボールを奪えてもすぐに失ってしまうことも多かった。自陣でのちょっとしたミスなどが、今日は多かった。
——少し意外なかたちだったと思うが、移籍後初得点については。
ミサくん(三竿雄斗)からいいボールが入ってきて、あそこに来るとは思っていなかったが、上手く合わせることが出来た。勝利に貢献するためにこのチームに来たので、そういった意味ではひとつ形として点を取れたのは、自分としても非常によかったと思う。
——前節は相手が4バックだったこともあり戸根選手の攻撃参加が目立ったが、今節の前半はやや攻撃参加が少なかった。ミラーゲームだったからか。
前半は前で起点を作れず、狙いとしてボールを持つことが出来なかった。起点がないと時間も作れないので(戸根)一誓くんも上がれず、そうなると攻撃に人数がかけられなくなってどんどん押されてしまうことが多くなった。
——キム・ヒョンウ選手も収めようと頑張っていたが、やはり時間を作るにはシャドーの絡みが必要か。
そうですね。でも鳥取戦は前節よりもヒョンに入るボールの質や入れ方のところで、距離感もちょっと遠かった。そういった意味ではヒョンやその周りだけの問題というよりも、全体的な問題かと思う。
——相手が若干攻め残りがちで長いボールも入れてきたり、ミラーゲームの影響もあったのか。
そうですね。相手も結構後ろに比重をかけて保持してきたので、僕たちもなかなか奪うことができずに相手ペースになってしまった部分があった。そこで奪ったときにちょっと慌ててしまってまだ取られるという展開も多かった。攻撃もだが、僕たちは守備でテンポを作るチームだと思うので、高い位置で引っ掛けることが出来れば攻撃もどんどんよくなってくると思う。
——左CBに三竿選手が入ってからチャンスが増えた。
ミサくんは左足でオープンで持って、裏を狙うボールの質も高いので、相手にとって脅威だと思う。そこがあるから手前が空いてくるというのもあると思うので、そこはミサくんの質で変わった部分も大きいと思う。ミヤ(宮川歩己)もミヤで自分の強みを持っていると思うので、それにプラスしてそういうところが出来てくれば、もっといい選手になると思う。
——パトリッキ・ヴェロン選手が前節よりも自由に動いていて、ミラーゲームの中では効果的にも見えたが、布陣のバランスとしてはどうだったか。
ヴェロンは多分、自由に動きたいタイプの選手なので、その強みを生かすことは大事だと思うし、彼が動いてくれることで相手も守りにくかったはずなので、あれはよかったと思う。僕と(榊原)彗悟が上下動の激しい選手なので、そうなると両脇が空いてきてカウンターを受けるシーンもあり、相手のカウンターはちょっと脅威ではあったが、守る人数はいたので、残り方というリスク管理の部分のやり方を修正すれば問題ないと思う。そこをやってヴェロンの良さを消すよりも、自由に動いてもらって僕たちが管理するほうがいいと思っている。
——矢島選手が一発狙ってくるなどアイデアのある選手がいたが、これからまた力のある相手と当たるときに必要となってくることは。
やはりベースの部分はもっと上げなくてはならない。作りの部分はキャンプ中のトレーニングマッチなどで上のカテゴリーの相手にも通用するということは感じているので、そこは続けていく。力のある相手には前線に強力な選手がいるので、そこのリスク管理をしっかり出来れば、変わらず戦えると思う。



