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今節の見どころ

見据えるのは組織としての成長。そのトライを結果へとつなげられるか

 

2度目の3連戦を3敗で終えたチーム。1週間の準備で立て直しを図り、怒涛の8月に挑む。オフ明け初日のミーティングではチームとして何を追求していくのかが明確にされ、迷いは払拭されたようだ。

 

変わらずに組織的スタイルの完成度を追求する

前節の清水戦に高山薫が先発で復帰した一方で、前々節の名古屋戦で負傷退場した前田凌佑が全治8週と発表された。片野坂知宏監督も「予想していた以上に選手たちのコンディションにバラつきがある」と、未曾有の過密日程の難しさに頭を抱える。連戦のため、例年行なっているレイモンドのピリオダイゼーション理論に基づくトレーニングが実施しづらく、サッカー人生初の異例のスケジュールは選手たちにとっても調整の難しさを感じさせているようだ。戦力が限られれば戦いの選択肢やゲームプランも制限される。
 
そんな中での3連敗。その要因と今後について、田中達也はこう話した。
 
「今季は昨季以上にやるべきことがはっきりしていて、それで中断明け最初に連勝できた。反面、はっきりしているために相手から対策されやすくもある。それでもブレずに精度を突き詰め幅を広げていけば、対策してきた相手を上回ることができる」
 
昨季までに築いたものをベースに、連戦続きの今季は、よりプレーヤーの特徴が際立つ戦い方になっている。田中のシャドー起用もそのひとつで、相手は田中のスピードを警戒して封じてくるのだが、「相手に対策されても僕がランニングすれば相手にとって面倒くさいと思うし、自分が続けることで他の味方が空いてくるのなら、それを続けることには意味がある」と田中。実際に田中の裏抜けからクロスを供給する場面も多く、渡大生の初得点もその狙いの形が何度か続いた中から生まれた。
 
いまはまだ相手にケアされたり精度を欠いたりして結実せずフィニッシュにまで至らないことも多いが、そうやって封じられた際の次の選択肢をスムーズに繰り出せるよう、いままで以上にトレーニング段階から準備するようにしていると長谷川雄志は話した。例年とは異なるシーズンで厳しい状況ではあるが、チームはこれまでと変わらず組織的スタイルの完成度を高めていくと、指揮官も明言している。
 

ザーゴのサッカーが徐々に浸透しつつある鹿島

今季からザーゴ監督が指揮を執る鹿島も、ここまで1勝1分5敗と、苦しいシーズン序盤を送っている。だが、結果にはつながっていないものの内容的には徐々に上向いており、前節のFC東京戦では先制後に逆転されたところから猛追を見せ、粘り強く追いついて勝点1を掴んだ。
 
なかなか思うような結果が出ていない中で、鹿島の伝統を受け継ぎチームを牽引する遠藤康と土居聖真の存在感が際立つ。今季加入の外国籍選手たちも徐々にフィット感を増しており、ファン・アラーノとエヴェラウドがどのポジションで出てくるかが気になるところ。また、レオ・シルバと三竿健斗のダブルボランチの強度は健在で、大分としては鹿島の早く強いプレッシャーをいなしながら、この中盤をいかにかいくぐってボールを運ぶかが課題となるだろう。
 
互いにここまでセットプレーからの失点が多いチーム同士の対戦でもある。いずれもゾーンディフェンスのデメリットを突かれている形だが、今節までにそれをどれだけ修正できたか。
 
豪雨災害まで巻き起こした梅雨が明けて以後、グラウンドは強い陽射しに照りつけられ、日々30度を超える暑さに苛まれている。だが、トレーニングを見ていたクラブ広報担当も「いいトレーニングが出来ていた」と証言した。相手は強豪だが、ホームチームとして果敢に戦い、いい流れを取り戻すためにも、今節は勝点を積み上げたい。
 

練習後の監督・選手コメント

■片野坂知宏監督
 
3連敗したのは本当に残念で悔しい。チームを勝たせてやれてないのは自分を含めて責任がある。難しい3試合だったし、今後も難しい試合が続く中で、いかに試合に対していい準備をして万全なコンディションで狙いを合わせてやっていくかが大事になってくる。連戦で選手を変えながら工夫しながら勝点を取りにいくという形にしたいので、出ている選手の中で一体感が本当に大事になる。自分たちがやるべきことを共通認識した中でトライさせたい。
 
今週はもう一度自分たちが90分のゲームの中でどういうふうに攻撃と守備をしていくかを明確にしなくてはならない。3連敗するなど勝てていないと選手たちはいろんなところに目がいくというか、自分たちがどういう戦術をしていて、果たしてそれでいいのかと、不安に思いながらプレーしがち。そして自分の思ったことをやってしまう。やはりサッカーはチームスポーツだし、われわれには個の能力に長けた選手がいない中で、チームやグループとして戦うようにしているので、やるべきことや狙いが、出ている選手の中で、合わなければ上手くいかない。狙いを合わせ徹底していく作業を、鹿島戦以降もそうやって戦っていくということでコミュニケーションを取りながらトレーニングしていきたい。
 
われわれはムン以外は全員日本人選手で、コミュニケーションをとりながらこのJ1リーグの中で戦っていく。それを強みにここまで来たし、今後も組織として戦えるようにしていきたい。個の能力に長けた選手はJ1のどの対戦チームにもいるので、守備は粘り強くやっていくこと。それと消極的な守備をせず、積極的にチャレンジするときもあってもいいかなと。全部が全部は行けないと思うが、時間帯や相手とのパワーバランスによったり、メリハリをつけたゲームコントロールが必要。どこでどういうふうにボールを奪うかという選手への意識づけもやりながら、出来るだけマイボールにして多く攻撃できるよう、相手に能力の高い選手がいたとしても、グループでチャレンジできるように攻守の狙いを合わせたい。その中でコンディションを万全にしている選手がすごく大事だと思うので、短い期間でしかトレーニングできないが、準備できている選手、戦える選手をチョイスしてチャレンジさせていくことが成果につながっていくと思う。
 
鹿島は新しい監督になられたし、選手も少し変わってトライされている状況なので時間がかかるだろうと思われる中で、いまは結果が出ていない。ただ、最近の試合を見ていても、やはり鹿島らしさ、伝統の攻守のハードワーク、激しいプレーは見られている。選手層もやはりわれわれでは歯が立たないくらい厚い。時間がかかっても徐々にザーゴ監督がやりたいサッカー、そして鹿島の伝統としてやってきている戦術を上手くすり合わせながらフィットしてきている感じがある。ブラジル人選手含めて日本人選手も、勝つ・引き分ける自信を持ってプレーしているように見えはじめている。結果が出ていないからといって、やすやすと勝点3をもらえるような相手ではない。
 
■MF 40 長谷川雄志
 
最近は研究されて相手の寄せが早くなっているように感じる。また、ボールを回すのが少し遅くてハメられ、カウンターという場面が多かった。相手が封じてくるのを上回るスピードでこちらはボールを動かそうと話している。それでも相手に対策された場合のことについてもピッチ内で選手同士で話をしていて、前線の選手も攻め手をひとつ封じられたときに次の手をと動いてくれるので、そのへんの連係は出来ている。
 
昨季から試合に出続けたことで、2年目の今季は心の余裕が出来た。ボールタッチも昨季とは全然違っていて、そのぶんプレーに余裕が生まれたと思う。試合中に見る場所と回数を増やして、つねに周囲の状況を把握するようにした。あとはトラップ練習に力を入れている。今後はゴールにつながるパスやシュートを増やしていきたい。鹿島はプレッシャーが早いイメージ。強い相手だが、いつもどおりの戦い方で臨みたい。
 
■MF 11 田中達也
 
いま必要なのは攻撃で決めきる、守備では守りきるといったところ。僕としては攻撃の選手なので、その精度にこだわらなくてはならない。清水戦でも何本かクロスを上げるシーンがあったし、最後の精度は本当に大事。僕はまだそういうところが足りていないと感じている。
 
中2日、中3日での連戦なので、それほどいろんなことが準備できるわけでもなく、対戦相手によって自分たちを変化させるのは準備として間に合わないところもある。どの試合でもチームコンセプトを追求しつつ、試合の中でマッチアップしている相手に対してどういうプレーを選択するかと工夫したりしている。
 
いまは結果が出ていないので結果を残さなくてはならないが、ネガティブな感情になってしまう必要はない。戦術的な変化も多少はあるので、ここからまた戦いながらよくなっていくと思っている。

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