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今節の見どころ

迎えるは4連勝中、無敗の岡山。成熟の手応えを勝利に結実させよ

 

クラブ史上初の5連勝を懸けて乗り込んでくる好調の岡山。勢いに乗る強敵だが、こちらも積み上げの手応えを実績と自信に繋げていきたい一戦だ。

 

気になるボランチの人選

アクシデントとミス絡みの失点で敗れた前節の栃木戦。試合後にはなんとも理不尽な印象が強く残ったが、立ち位置で先手を取り相手を動かしてゴールに迫るというチームとしての狙いは、これまでの中で最も表現できていた試合でもあった。
 
「自分が決めるべきところで決めておけば何の問題もなかった試合」と悔しさをあらわにした渡邉新太も、周囲との関係性や好機構築に関する手応えは、確かに感じた様子だった。まだ個々の擦り合わせが必要な部分も多いが、それも実戦を重ねるうち、徐々に積み上がりつつあるようだ。
 
懸念されるのは相変わらず負傷やコンディション不良のメンバーが多い点。リハビリから復帰した選手たちには一日も早く、出場できるまでに調子を上げてもらいたいところ。
 
加えて今節は、前節の試合中に脳震盪で途中交代を余儀なくされた小酒井新大も、ルール上、出場を回避しなくてはならない。本人はゆっくりとジョグしながら「大丈夫」と笑顔を見せていたが、しっかりケアして万全の状態でピッチに戻ってきてほしい。U-19代表ヨルダン遠征から27日に帰国した保田堅心は、28日にチームに合流し、別メニュー調整。今節出場できるか否かはコンディション次第となる。
 
ボランチに誰が入るかで、そのプレースタイルにより布陣全体の性格も変化してくる。誰が出てもその特長を生かして戦えるように、チームを成熟させていかなくてはならない。
 

6試合2失点の勝負強さで無敗の岡山

そんな今節、ホームに迎えるのは、開幕から好調の岡山だ。ここまで5勝1分と無敗で、現在単独首位に立つ。第3節からは山口、藤枝、水戸、群馬に4連勝中。今節の大分戦で勝利すればクラブ史上初の5連勝達成となり、それに向けても士気が高まっていることだろう。
 
指揮3シーズン目の木山隆之監督のスタイルが浸透し、過去の堅実さの上に強度を加えている印象。なにしろ「勝ち方を知っている」感ハンパなく、開幕勝利した栃木戦の3-0を除いた5試合がロースコア勝負だ。第3節からは1-0で3連勝。前節の群馬戦も相手にペースを握られているようで、オウンゴールにより先制点を献上したものの、すぐに取り返すと後半アディショナルタイムに2点目を挙げてしっかり勝点3を掴んでいる。
 
その劇的決勝弾の主が、今季加入したガブリエル・シャビエルだ。プレシーズンに負傷し、キャンプやトレーニングマッチも出来ていない状態で実戦復帰した前節、いきなりの活躍。同じく今季加入のグレイソンとともに、今後も脅威となることは間違いない。
 
彼ら前線からの献身的な守備と、それをコントロールする経験豊富な中盤の選手たちがここまで2失点の堅守を支える。さらに最後の砦となる守護神は、これも今季加入のスベンド・ブローダーセンだ。
 
そんな岡山の牙城をこじ開けるために、大分も力を尽くす。徐々に感じられはじめた手応えを勝利という結果に繋げて自信を養っていくには、現在の岡山は格好の相手だ。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■片野坂知宏監督
 
岡山は交代選手を含めて質の高い選手がいて、木山監督がスタイルを徹底している。最後までみんながハードワークして隙のないチーム。そういうところから交代選手も含めて結果を出してチームに貢献しているので、本当に総力戦になると思う。われわれがホームで勝って岡山の勢いを止めたい思いが強い。
 
負傷者が多く、出られる選手は限られていて、その中でやりくりして勝てるゲームにつなげていくしかない。あとはピッチに立つ選手がそれぞれの力を出し切ってやってくれればと思う。
 
■FW 11 渡邉新太
 
前節の栃木戦は自分が決定機を決めておけば問題なかったと思う。決めきれなかったことでズルズル行ってしまい、不運なディフレクションがあって失点してしまった。サッカーではありがちな展開で、決めるべきところを決めきれなかったFWの責任。周囲との関係性はよかったし実際にそれでチャンスも作れていた。内容的には悲観するようなものではなかった。
 
岡山はメリハリのある守備で最後は5バックになってしのぐところをしっかりしので、ほぼ1点差で勝っている。こちらも栃木戦では相手を攻略したが、スイッチが入る感覚もよかった。自分の中では栃木戦でよかったところを継続し、決めるところを決めればという感じ。中盤の選手が前を向けるシーンをもっと作ってほしい。
 
■DF 34 藤原優大
 
前節の栃木戦は、攻撃の部分ではいままででいちばんやりたいことが出来た感覚があった。いままではボールを持たされている感覚だったのだが、自分たちからしっかりいいポジショニングが出来て、相手を見ながらそのときどきでいい判断をして前進できていた。
 
岡山は特別ポゼッションに特化しているわけでもなく、タレントはいるが大量得点して勝っているというわけでもない。最後まで我慢しながら最後に点を取る勝負強さがあり、勝つチームだなという印象。やはり守備がいい。勝つチームは守備だと僕は思っている。それを昨季の町田で学んだが、今季の岡山もやっていること、切り替えや球際などが似ていると感じる。こちらも同じくらいの強度でボールを動かしながら、背後へのランニングと精度のいいボールで押し込んでいきたい。

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