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今節の見どころ

堅守を取り戻す。高い攻撃力を誇る大宮を抑えつつゴールを狙え

 

タフな3連戦のラスト、前節の徳島戦ではボールを握る時間も増やしながら得点できずに2失点。今季初の連敗を喫した。そこからの立て直しを誓って、チームは今節の大宮戦に挑む。

 

太郎不在の中でも堅守を取り戻せ

痛恨の逆転負けを喫したJ2第19節の秋田戦以来となるホームゲーム。チームはそこから中2日で大和ハウスプレミストドームでの天皇杯2回戦・札幌戦を戦い、2点のビハインドから90+5分に劇的同点弾で延長戦に持ち込むと、PK戦を制して3回戦へと駒を進めた。続いてさらに中2日でのJ2第20節、アウェイ徳島戦のため、札幌から直接、徳島入り。一部の選手をターンオーバーしながら総力で挑んだが、好機は築きながらも個の局面で上回られて2失点し、今季初のリーグ戦連敗となった。
 
天皇杯・札幌戦とリーグの徳島戦はともに、ボールを握ってサイドからチャンスを構築する回数も多く、これまで続いてきた攻撃面での課題は大きく改善されたように見える。一方で失点が続いており、それを重視した片野坂知宏監督は今週、あらためて守備戦術の徹底を選手たちに求めた。ミーティングでは映像を使って失点シーンの課題を細かく振り返り、どうすればそれが防げたかを共有。その後にあらためてグラウンドでラインコントロールやカバーリングの意識を高め、全体でフェーズを合わせられるよう確認した。
 
守備面がクローズアップされる今節だが、ここまでビッグセーブを連発して堅守を支えてきた守護神・濵田太郎が出場停止。吉坂圭介GKコーチが濵田を除く3人のGKたちに競争を促したという中で、大宮戦のゴールマウスを守るのは誰になるか。誰が出ても濵田とは特徴の異なるプレースタイルになるが、それを生かしつつ、「いい守備からのいい攻撃」というチームコンセプトを貫いて戦いたい。
 

個々のポテンシャルが高い大宮をどう抑えるか

大宮は現在、10勝7分3敗の勝点37で3位。第18節からは磐田、愛媛、長崎、鳥栖と4戦連続引き分け中だが、その前は第14節からの3連勝も含め8戦無敗と粘り強い上位争いを続けている。同じ引き分けでも前々節の長崎戦は3-3と派手な撃ち合いを演じ、前節の鳥栖戦では我慢比べの0-0と、個々の戦力のポテンシャルを生かしながら多彩に戦っているところが興味深い。
 
特に攻撃陣は強力で、ここまでリーグ3番目の31得点。失点も3位タイの18で、高い力量がデータに表れている。ただ、今節は右CBで出場を重ねてきたガブリエウが出場停止。力強いロングフィードで攻撃の起点となっていた後方の大砲が抜け、最終ラインの並びが気になるところだ。6月9日に広島から期限付きで獲得したイヨハ・理・ヘンリーの大宮デビューもあるか。10日に水戸から移籍加入した津久井匠海のほうは、すでに長崎戦と鳥栖戦で途中出場している。
 
メンバーが少し読みづらいところもあるが、おそらく3-4-2-1同士のミラーゲームになることが予想される中、強度の高い相手に対し、いかに組織的に戦えるか。連敗は前節まででストップし、勝点を積んでシーズン後半戦の反撃をスタートしたい。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■片野坂知宏監督
大宮は強いチーム。点も取れるし、失点も同じくらいで、最近は勝ちきれていないところはあるが、やはり個人の能力の高い選手、クオリティのある選手がベンチメンバーを含めているので、手強い相手だと思う。われわれはチームとして戦うことが大事だと思うので、攻守で意識を合わせながら、その中で個人のバトルを含めて強い気持ちを持ってプレーしてもらいたい。
 
われわれは最近勝てていないし、複数失点が続いているので、もう一回、クリーンシートで終えるぐらいの強固な守備、ソリッドな守備が出来るように、守備戦術をミーティングとトレーニングとで共有し、対峙のところと守備の連携の部分を徹底した。得点されないためにどういうふうに遮断するか守るかというところの話をした。
 
われわれのコンセプトはいい守備からいい攻撃なので、まず守備をしっかりと強固にしたい。特に大宮戦も、相手は非常に個の能力の高い選手が揃っているので、まず守備をしっかりしてやられないようにしながら、守備のリズムから攻撃に転換できるようにしたい。守備で無失点で抑えることが勝点3へも繋がっていく。
 
■MF 18 野嶽惇也
ミーティングでは失点シーンの映像を見ながら守備について振り返った。個人のところの責任だけではないが、個人でも集中力を欠いてはいけない。2失点目も絶対についていかないといけないし、僕もカバーに入らなくてはならなかったが、局面のところでやられたのはもったいなかった。
 
守備はやはり「ここを守っているからいいよね」という意識では全体で守れなくなってくるので、守備でも選手同士が繋がっておくことが大事。「ここにもいるけどこっちのカバーもしてるよ」というポジションを一人ひとりが取れば、また強固な守備を復活させられる。ボールを持つ時間も大事だし、これまでやってきた強固な守備から速い攻めを繰り出すことも大事。そして、そのときどきの戦いに応じた守備の仕方をしなくてはならない。
 
昨季の教訓をもう一度思い出し、危機感を持って戦わなくてはならない。前々節の秋田戦もすごくもったいなかった。今節の大宮戦はシーズン前半戦の堅守のいいイメージを持ちながら戦いたい。ラインコントロールなどは徳島戦で声を掛け合いながらやれた。そういういい部分もあった中で「内容はよかったよね」だけで終わらせてはいけない。

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