TORITENトリテン

特別なコンテンツを貴方に

トリテンでは、ここでしか見られないとっておきのクラブコンテンツを提供いたします。試合では見ることのできない選手の素顔、ゲーム解説、特別インタビューなど盛りだくさんの内容です。是非ご利用ください!

有料コンテンツのご紹介
今節の見どころ

攻守に強度が高くハイレベルな個が並ぶ仙台。落ち着いて組織的に戦いたい

 

前々節の愛媛、前節の秋田、今節の仙台とそれぞれに特徴のある4バックシステムの相手との対戦が続く。ミスマッチにとらわれ過ぎず勇敢に、意思疎通して戦う力が問われる。

 

攻撃面の改善を結果に繋げるのは決めきる力

日本代表が初めてブラジル代表に勝利した歴史的な一夜を越えて、リーグは代表ウィークによる中断期間を終了。J2も18日と19日にそれぞれ5試合を開催し、大混戦のまま最終盤が進んでいく。
 
前節、アウェイ秋田戦で貴重な勝点1を積んだチーム。多くの好機を築きセットプレーでもチャンスを迎えながら無得点に終わった反省点も残るが、特に前半は独特のスタイルを貫く秋田のペースに巻き込まれることなく落ち着いてボールを動かすことが出来た。後半は相手に攻め込まれる場面を作られもしたが、集中してクリーンシートを達成している。
 
竹中穣監督は「攻守にまだまだ改善したい」と、中断期間にはトレーニングマッチも含め戦術浸透を進めた。新たなオプション開拓も試み、現時点での見極めも行えた模様だ。
 
チャンスビルディング数やゴール前のシーンが増えている中、最後に問われてくるのは決定力。落ち着きをもって確実に仕留める力が、ラストパサーやフィニッシャーに求められる。
 

攻守両面で強度の高い仙台

仙台は前節、昇格争いのライバルである大宮との直接対決に臨み、1-2で敗れている。前線に当てたあとのセカンドボール回収で後手に回り、素早く攻め返されて失点。堀田大暉のPK阻止からの郷家友太の同点弾で流れを引き寄せかけるも、井上詩音が2枚目のイエローカードを受けて退場となり2失点目を喫した。
 
とは言っても前々節までは6戦無敗、第30節の山形戦と第31節の札幌戦ではそれぞれ3得点ずつを挙げており、攻守両面での強度の高さには疑う余地がない。夏にはオナイウ情滋や梅木翼を放出したが山内日向汰と小林心の2人の新戦力が活躍しており、特に山内は右サイドでの真瀬拓海との関係性において存在感を発揮している。
 
それぞれにストロングポイントを際立たせつつ決定的な仕事の出来る攻撃陣が居並ぶ相手。前節に続きセカンドボール回収からの攻撃の作りがカギだが、前節の秋田とは異なるスタイルの仙台に対しては、より守備時の意思疎通が重要となる。アウェイで対戦した第3節もそうだったが、前々節の愛媛戦のように動かされてスペースを突かれればたちまちピンチに陥るだろう。強度の高い仙台との対戦を前に指揮官も「まずどれだけファーストディフェンスで距離を近づけられるか、球際を作ってセカンドボールを前向きでどう攻撃に繋げていけるかというのはすごく大きな要素になる」とトレーニングで求めた。あとはプレーする選手たちの肌感覚に従いながら、声を掛け合って守備の意思統一を徹底したい。
 
残り6試合にして18位・富山と勝点7差という状況ではあるが、こういうときだからこそ、ポジティブなエネルギーがものを言う。ただ上を見て勝点を積み続けていくだけだ。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■竹中穣監督
仙台は一人一人の個のスキル、能力、技術、チームとしての戦術とトータルがすごくバランスよく高水準にあるチームだと思う。それに対してはやはりセカンドボールのところが大事。
 
シーズン最終盤に入り、まずは選手たちの状態を落とさないことが大事。仙台はバトルのところが強いので、そこで引かないようにしたい。郷家、宮崎、山内、相良、荒木らはゴール前で前を向けば間違いなく枠に持ってくる力があるので、そこで足を振らせないようどれだけ近づいていられるかというのが重要な要素になる。
 
■MF 16 茂平
マッチアップすると予想されるドリブラーの相良くんは厄介なイメージがあるので、しっかり対応したい。チームの守備としては、入ってきたボールに対しては強く跳ねせる。ブロックを引いていてスライドするときにスペースが出来てしまう課題があるので、声を掛け合って修正していきたい。
 
■MF 38 天笠泰輝
1人1人のシュート意識は上がってきていると思う。でも実際に点を決めないと意味がないので、あとはそこのところ。前線の選手がどれだけ貪欲にゴールを狙って取れるかだと思っているので、僕を含めてしっかりシュートを得点という形に結びつけないといけない。
 
■DF 6 三竿雄斗
まだ戦術的にふわっとしている部分があるならば、もっと話し合いながら具体的に突き詰めなくてはならない。まだまだ共通意識、阿吽の呼吸など、もっとコミュニケーションを取って高めたい部分もあるので、シーズンの残りの日々で取り組んでいく。とにかくいま勝ちたい気持ちはみんな同じだと思うし、残留に向けて厳しい戦いが続く中、ひとつひとつの練習をいっそう大事にやっていきたい。

特別なコンテンツを貴方に

トリテンでは、ここでしか見られないとっておきのクラブコンテンツを提供いたします。試合では見ることのできない選手の素顔、ゲーム解説、特別インタビューなど盛りだくさんの内容です。是非ご利用ください!

有料コンテンツのご紹介