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今節の見どころ

前節から中2日での敵地戦。相手の土俵に乗るべからず

 

激しい追撃が一歩届かず惜敗となった前節の北九州戦から中2日での鹿児島戦。今節も敵地への移動を伴い、日程的にも対相手戦術的にも、タフさを求められる試合となる。

 

3連敗中だが選手層の厚みは増しつつある

今節はGW5連戦の4戦目。前節のアウェイ北九州戦から中2日で再び敵地へと移動しての鹿児島戦だ。移動も含めて非常にタイトなスケジュールとなっている。それも加味して先発9人を入れ替えた前節。結果は最後まで激しく追撃するも決定機を逃して1-2で敗れたが、これまで出場機会の少なかったメンバーから主力争いに食い込んでくる戦力が出てくるかどうかも、今節以降の見どころのひとつだ。
 
とりわけ、前節、待望のプロ初ゴールを挙げた木許太賀の成長には期待が膨らむ。負傷から復帰した茂平も、前々節は前半のみの出場だったが前節は69分までプレーして、何度もチャンスに絡んだ。最近はクローザーとしての役割を課されることが多かった伊佐耕平も、後半あたまから出場すると、前半とは異なる1トップを演じて試合の流れを一気に引き寄せている。
 
これまでも主力としてプレーしてきた三竿雄斗の83分に投入されてからの好機構築は、凄まじいまでの気迫を感じさせた。先月35歳となったレフティーの最終ラインからのブーストが、チームに1点を追う迫力をもたらしたかたちだ。
 

明確なスタイルの鹿児島に対し賢く戦えるか

長期のリハビリから復帰した有馬幸太郎、一時離脱していたキム・ヒョンウ、そして伊佐と、それぞれにタイプの異なる経験豊富なCFたちが揃ったことで、四方田修平監督も再び攻撃陣の組み合わせを試行しているようだ。成長が待たれる大卒ルーキーの櫻井勇斗も含め、得点への道筋をどう築いていくか。
 
相手のプレッシャーに阻まれてなかなか攻撃の形を作れないことが継続的な課題となっている中、今節は激しいバトルが繰り返される鹿児島との対戦。基本フォーメーションは4-4-2だが、ミスマッチなど関係ないまでにハードワークして潰しに来る相手だ。第5節、ホームでの前回対戦では90分にわたってほとんど球際のデュエルのみとなり、なんとか0-0で粘ってPK戦で勝利を収めた。
 
今節は相手の得意とする土俵に乗ることなく、もう少し賢く立ち回りたい。ボールサイドへと圧縮される相手の陣形の逆を突いて前進する力が問われる。連敗を3でストップし、GWラストをいいかたちでリーグ終盤へと繋げていけるか。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■四方田修平監督
鹿児島までの移動は長くなるが、選手たちのコンディションに配慮して最良の方法を選択している。鹿児島はシンプルな戦い方を変えない。村主監督とは札幌でコーチと選手という関係でともに仕事をした関係。現役時代は技術が高く、汗かきのハードワーカーで、岡田武史監督のトリプルボランチの右で、判断よく上下動を繰り返していた。いまは監督となって選手たちにそういうものを求めていると思う。
 
■MF 72 山口卓己
鹿児島はいま完成度がいちばん高いチームだと思う。質の高い選手が揃っており、チームとしてやることがはっきりしている。戦うこともそうだが、意思統一されているので非常に難しい相手で、今節も難しい展開になるのではないかと思う。相手の戦いに付き合わず、自分たちのフェーズに持っていきたい。相手はそこを重視してやってきているチームなので、その土俵に乗ったらこちらは不利になる。だから、そこで勝る部分も大事ではあるが、相手の得意なところに付き合うのではなく、相手を見ながらサッカーすることが大事になる。