タレント揃いの鳥栖を迎え、ホームでも今季の成果を示す勝利を

今大会でのホームゲームはあと2試合。まずは現在2位の鳥栖との対戦だ。ポテンシャルの高い戦力を揃える相手だが、こちらも上昇気流を結果に繋げにいく。
チーム状態は上昇中。シーズンラストに咲きたい
半年間だけの特別なシーズン、百年構想リーグも残り3試合。大分がホーム・クラサスドーム大分で戦えるのは今節の鳥栖戦と次節の宮崎戦の2試合のみとなった。その後のアウェイ鳥取戦が、今季のラストゲームだ。
ここまで15試合を終えての戦績は6勝1PK勝1PK敗7敗の勝点21。17得点15失点でWEST-Bグループの6位につけている。J3の熊本、山口、鹿児島を下回っており、現時点でWEST-BのJ2チームでは1位の宮崎(勝点40)、2位の鳥栖(勝点27)に水をあけられている状態だ。この2位と1位を連戦でホームに迎える今節と次節。なんとか勝点を積んで少しでもこのシーズンの成果を結果で示したい。
チームコンディションは上昇傾向。清武弘嗣の復帰はまだ見えないが、有馬幸太郎とキム・ヒョンウ、茂平に続き前節はパトリッキ・ヴェロンも負傷から復帰すると、布陣を活性化して決勝弾も仕留めた。大卒ルーキーの木本真翔やアカデミーOB3年目の木許太賀が出場を重ねて経験値を積んでいることも頼もしい。伊佐耕平や野嶽惇也、宮川歩己ら、これまで出場時間の少なかったメンバーもこの連戦中に存在感を表し、戦いの幅を広げて前節の勝利に大きく貢献した。
選手の離脱や復帰もある中で、丁寧に個々の特長や組み合わせを試してきた四方田修平監督。「バリエーションが増える反面、90分の中でいい時間帯もあるが不安定になる時間も出てきている。安定感や迫力をもっと上げていきたい」と、現状の課題を分析している。
若手の台頭も目覚ましいタレント揃いの鳥栖
今大会ラストのホーム連戦、その1戦目の今節の相手は2位の鳥栖だ。各ポジションにポテンシャルの高い戦力を揃え、しっかりとボールを繋いでゴールに迫る意識を前面に出しながら戦っている。
ここまでの戦績は7勝2PK勝2PK敗4敗の勝点27で、20得点11失点。開幕当初は4バックシステムにチャレンジしていたが、思うようにビルドアップが上手くいかず、第5節からは昨季好感触だった3バックシステムに戻した。
それが奏功して第6節からは北九州、滋賀、鳥取に3連勝。前半戦ラストで大分に敗れ、後半戦は北九州、熊本、滋賀に3連勝スタートすると、鹿児島戦でのPK負けを挟み前々節は宮崎にPK勝ち。前節は連戦による大幅なターンオーバーを施した中で鳥取に4-0と大勝し、鹿児島と順位を入れ替え2位に浮上した。しばらく戦列を離れていた塩浜遼が復帰したことに加え、ともに初先発の右シャドー・伊澤璃来と右WBの芳野凱斗が得点という結果を出すなど、クオリティーの伴う選手層はますます厚みを増している。
その鳥栖は今大会、J2チームに対し90分での勝利がない。大分に対してもホームでの敗戦の雪辱を期し、今節はベストメンバーで乗り込んでくるだろう。前回対戦時に比べると完成度を高めている鳥栖だが、こちらも守備の安定感を増し攻撃のバリエーションを増やしている。ピッチとベンチの駆け引きで上回り、3連敗中のホームで歓喜の瞬間を迎えたい。
試合に向けての監督・選手コメント
■四方田修平監督
鳥栖は個人的なスキルが高いチーム。全ポジションに上手い選手がいて、チームでボールを保持してチャンスを作り出す力は、このグループの中ではいちばんのチームだと思う。守備も最初は安定感を欠いていたが、3バックに変えてからはだいぶ安定し、ゲームとしての結果も出て自信を持って戦えるようになってきている。前回対戦のリベンジを見据え、並々ならぬ気持ちを持って、おそらくターンオーバーまでして、ベストメンバーで乗り込んでくると思う。自分たちにとってもいい相手になる。
まずはやってきたことをどのくらい出せるか。自分たちから奪いに行く守備でチャンスを作りたい。攻撃では相手のハイプレスを剥がしていきたいし構えられた守備も崩していく。両面でトライしつつ勝ちに繋げたい。セットプレーも大きく影響してくるだろう。全体で点を取りにいった中で勝てればと思う。
■DF 30 戸根一誓
鳥栖はしっかり攻撃を作ってから背後を取りたい意思を感じるし、スピードのある相手には特に、あまり食いつきすぎないようにしなくてはならないが、寄せることも必要なので、行くところと行かないところをしっかり見極めてポジションを取ることが大事になってくる。
今節、鳥栖に勝てば2位の鳥栖に3ポイント差というところまで迫れる。残り3試合で勝点を積めるかどうかでだいぶ変わると思うので、絶対に勝ちたい。でもこのリーグは次のシーズンに向けてどう積み上げていくかも大事。チームとして状況ごとの狙いは共有できているので、その回数を多くして、攻撃の形をもっと表現していきたい。
■FW 17 キム・ヒョンウ
鳥栖は前節の鹿児島とは真逆に近いスタイルのチーム。個人でボールを扱うのが上手い選手もいるし、後ろからしっかり繋いで前に進んでいく。前回対戦のときより、いまはさらに精度が上がっているように見える。ゴールシーンなども、パスを繋いでゴールに迫っていて、自分たちも前回対戦時よりもう1個上回らないと、簡単な相手ではないと感じている。
前回の鳥栖戦戦以降、個人的に得点できていないので、またしっかり点を取りたい。どうやって相手の背後を取るとか、相手をどうやって打開するとかいったことももちろん大事なのだが、まずシュートを打たないと点が入らないので、積極的にシュート数を増やしてゴールに迫っていきたい。


