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試合レポート

ロティーナの鉄壁は破れずも手応えあり。「次は取れる」と知念

 

昨季に続きアウェイでのリーグ開幕。いきなりの難敵・C大阪に対し狙いをもって臨んだチームは、ボールを握り幾多の好機を築いた。またもゴールは奪えず0-1で敗れたが、攻守に手応えを感じた一戦ともなった。

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片野坂体制初の開幕戦黒星は悔しいが…

試合後の片野坂知宏監督は、会見の場でも悔しさを隠せなかった。16年の就任以来、開幕黒星は初めて。これまで得点を奪ったことのないロティーナ監督のチームに対し、準備してきた施策も機能していただけに、ゴールをこじ開けられずに終わったことが無念きわまりなかったようだ。これで昨季から数えて公式戦4試合連続無得点となったことも、重い課題として口にした。
 
一方で、敗戦の悔しさはありながら、ピッチに出ていた選手たちは一定の手応えも得た表情。守備はセットプレーからの1失点を除きほぼ破綻なく、攻撃ではボールを保持しチームとしての狙いを表現して多くの好機を築いた。シュートがポストに弾かれたり相手GKのファインセーブに阻まれたりした場面もあり、得点までは紙一重。6本のシュートを放ち、中でも試合終了間際、20m超の距離から豪快な中距離弾で相手ゴールを脅かした知念慶は「あれが(ポストに弾かれて)入らないなんて。日頃の行いだと思います」と苦笑いした。

 

昨季最終節とは異なりボールを握る展開

C大阪の堅守を打ち破るべく片野坂監督は、田中達也のスピード突破を目論んで右シャドーに配置。また、左WBには香川勇気を置き、ルヴァンカップGS第1節・松本戦で躍動し脅威となっていた坂元達裕と松田陸のサイドにぶつけた。香川曰く「(坂元とは)昨季J2で何度か対戦しているので、特徴を他のチームメイトよりも把握できていた。彼の武器やそれへの対策もわかっていたので、早め早めにチェックに行けた」。
 
香川と三竿雄斗とのコンビネーションも良好で、特に前半の立ち上がり、町田也真人が左シャドーにいた時間帯は3枚の連係での崩しも好感触。逆サイドでは田中が積極的に攻め松本怜は相手を見ながら判断、そのぶん岩田智輝はリスクマネジメントしながら清武弘嗣に対応していた。C大阪のサイド攻撃の特徴に合わせて戦力を配置するとともに、スタートの重心は低めでいつもより早めにクロスを入れていたようだった。
 
狙いはハマり、C大阪のキャプテン・清武も試合後に「大分が上手くボールを回し、サイドで自分たちが前に行ったら背後を突かれたので結構キツかった。ポゼッションも大分のほうが上回っていたし、つねに2対1を作られていたので、そこは割り切ってプレーしていた」と振り返った。
 
そうやって立ち上がりから好機を量産。3分、知念がCKに頭で合わせ、その1分後には自ら瀬古歩夢にプレスをかけてボールを奪うとシュート。だがこれは守護神キム・ジンヒョンのビッグセーブに掻き出され、こぼれ球に詰めていた田中も届かず。

 

攻めても攻めてもゴールは奪えず

一方のC大阪は坂元の突破から立て続けにCKのチャンスを得る。3本のショートコーナーを経て4度目のCKは直接。それをブルーノ・メンデスにニアでそらされ決められた。
 
その8分のセットプレーでの失点以外は、プレスもハマっておりC大阪に満足にビルドアップを許さなかった。試合はほぼ大分ペースで進む。C大阪はスライドしながら守備の枚数を合わせて大分のサイド攻撃を封じていた。30分には松本のクロスから田中がシュートするがわずかに枠の外。40分には町田のクロスに香川の頭も枠の左。47分は岩田のクロスから知念の頭。これはキム・ジンヒョンが正面でキャッチする。54分、松本の早めの絶妙なクロスは知念がオフサイド。60分には左サイドを突破した田中のクロスにファーで松本が飛び込む最大の決定機も、ポストに跳ね返された。64分の松田、70分の坂元、84分のブルーノ・メンデスと終盤にかけて決定機を作り出すC大阪を防ぎながら、大分はなおも攻め続ける。
 
両指揮官の采配は、片野坂監督が63分に町田を渡大生に交代すると、同時にロティーナ監督も奥埜博亮を下げて柿谷曜一朗。70分、片野坂監督が田中を野村直輝に交代。75分にはロティーナ監督が清武に代えて豊川雄太を最前線に入れ、柿谷を左SHにスライドしてお互いに攻撃のパワーを強める。追撃のため小林裕紀らも攻撃参加しはじめると、86分にはロティーナ監督が木本恭生をルーカス・ミネイロに代えて中盤の強度を高めた。片野坂監督の3枚目は香川を下げて星雄次、サイドにフレッシュな勢いをもたらした。

 

それでも昨季最終戦とは違う悔しさ

どうにもゴールが割れないまま3分のアディショナルタイムに突入。それも尽きる頃、相手のクリアボールを拾った知念が意地を見せるように放ったミドルシュートはものすごい威力でキム・ジンヒョンの指先をすり抜けた。それさえも今節は、甲高い音を立ててポストを直撃し、タイムアップ。
 
15本のシュートと12本のCK。ルヴァンカップ湘南戦と同様、攻めただけに得点が欲しい試合だった。だが、選手たちは悪くない感触を口にする。特に知念は、練習後に片野坂監督と話して試合に臨んだこともあってか「次は取れそう」と手応えを口にした。
 
確かに同じ負けではあるが、今節の悔しさは、昨季最終節のどうにも歯が立たなかった悔しさとは違うものだ。
 
チームは中3日でルヴァンカップGS第2節G大阪戦、さらに中3日でJ1第2節清水戦とホーム連戦に臨む。

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