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試合レポート

中川からの伊佐弾とCKからのドゥー弾。課題は多くとも5試合ぶり白星

 

未勝利状態をようやく抜け出して、5試合ぶりに掴んだ白星。決して盤石とは言い難く、指揮官は試合後に「まだまだ」と厳しい表情も見せたが、有機的に戦えた感触もありつつ、やはり勝利は格別だ。

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中川のインターセプトから伊佐の果敢な先制弾

立ち上がりからサイドを攻略する意識が明確に見て取れた。立て続けにCKのチャンスを獲得するが、得点には結びつかない。8分、弓場将輝からのパスを受けた高畑奎汰が持ち上がりながら思い切りのいいミドルシュートを放ち、河田晃兵に阻まれる。10分には競り合いに勝った伊佐耕平からのボールを受けた藤本一輝が個人技で左サイドを突破してクロス。エリア内で中川寛斗が折り返し最後は野村直輝が狙ったが、弾道は枠の上へと逸れた。
 
甲府もピーター・ウタカにボールを当て長谷川元希らが絡んだり、須貝英大が高速ドリブルで攻め上がったりと多彩な攻撃を繰り出すが、ペレイラと安藤智哉の2CBがウタカに起点を作らせず、須貝には上夷克典が粘り強く対応する。
 
20分、左サイドでボールを動かしてからの中川のミドルシュートはわずかに枠の左へと飛んだが、直後の21分、その中川の機転から先制点が生まれる。河田が蓮川壮大に出したパスを狙っていた中川が高い位置でカットし、その横パスを受けた伊佐が、阻みに来た河田と激突しながら仕留めた。

 

イージーなミスから同点に追いつかれる

その後はこの日絶好調の茂平が起点を作り上夷とのコンビネーションで右サイドを攻略する場面も増え、野村がクロスを入れるなど大分のサイド攻撃が続く。
 
だが、甲府のポゼッションしての攻撃を中を固めてしのぎ切ったあとの31分、同点に追いつかれる。松本凪生の大きな展開を高い位置で受けた関口正大を高畑が止めきれず、ゴール前を横切るパスをジェトゥリオにフリーで流し込まれた。
 
32分、藤本のシュートが河田に防がれる。その2分後には左サイドでボールロストしたところから中川が激しいプレッシングで即時奪還、伊佐が落として弓場がシュートしたが、相手に当たって枠を外れた。それによって得た野村の左からのショートCKに頭で合わせた上夷のシュートはクロスバーに弾かれる。39分には上夷の攻撃参加から6人がエリア内に進入する形も作ったが、相手に対応されてシュートには至らなかった。42分、高畑のFKに合わせた伊佐のヘディングシュートも枠の左へ。

 

試合の流れをめぐる後半の采配合戦

前半アディショナルタイムに高畑が相手と競り合った際、頭から落下して容体が懸念されたが、両チームとも交代なく後半スタート。いきなり甲府のダイナミックな攻撃から長谷川にバイシクルシュートを許すが枠外へ。大分も負けじと攻め、48分には安藤のフィードを伊佐が競り、中川がつないで藤本がゴール前へと進入するも2人がかりで潰された。
 
54分にはヒヤリとするシーン。関口のアーリークロスにウタカが走り込むが、ペレイラが対応して合わせさせず。ウタカはペレイラのファウルを主張するが認められず、試合続行となる。55分には自陣でのパスミスから相手に右CKも与えた。
 
56分、甲府は武富孝介を荒木翔に交代。さらに62分、ジェトゥリオを三平和司に代えて長谷川が左SHに回り、三平がウタカと2トップを組んだ。大分は64分、前半アディショナルタイムの転倒による脳震盪疑いで高畑をベンチに下げ、保田堅心を投入。保田は弓場とボランチを組み、野村は左SHへ、茂が左SBへと移動した。
 
さらに71分には中川と藤本に代えて松尾勇佑と屋敷優成。松尾が左SH、屋敷が右SH、野村のトップ下という配置になる。屋敷は早速クロスを試み相手に当ててCKを獲得した。73分には甲府が長谷川を鳥海芳樹に、松本を山本英臣にチェンジ。両指揮官の采配による駆け引きが続く。

 

自ら予見していた安藤のCKからの決勝弾

その直後の74分、大分が2点目。保田の仕掛けからゲットした右CKを野村が蹴ると、ゴール前密集の競り合いで触ったのは安藤。それが安藤の元にこぼれ、胸トラップから左足を振り抜いてネットに突き刺した。安藤は前日のセットプレー練習後のリラックスした時間に「なんとなくCKから点が取れそう」と予感していたという。
 
79分には関口のクロスからのウタカのシュートを上夷がブロック。その後の須貝のミドルシュートは枠上へと飛んだ。追撃する甲府に一発仕留められる危険性もある。82分、下平隆宏監督は守備の強度を維持しつつボールキープして時間を作れるよう、疲労した弓場を池田廉に、伊佐をサムエルに代えた。さらに87分には野村をデルランに代えて5バックで守備を固める。90分には屋敷の守備からサムエルがつなぎ、屋敷が右サイドでドリブルしながら時間を使った。
 
アディショナルタイムは5分。甲府に攻め込まれ、ゴール前で浮き球の競り合いになったが最後は西川幸之介が堅実にキャッチした。甲府の追撃は苦しくなり、最後はウタカがサイドに流れてクロスを上げるなどもしたが、スコアはそれ以上動かぬまま2-1でタイムアップ。甲府の連勝を3でストップし、大分が5試合ぶりの白星を掴んだ。

 

チームのベクトルが同じ方向に揃った手応え

試合後、下平監督は会見で「やろうとしたことがなかなか出せなかった」と内容的な課題にクローズアップしたが、攻撃面が整理されたことで選手たちから迷いが少なくなり、プレーに勢いが戻った試合でもあった。サイド攻撃を徹底したことでボールロストした際の共通認識も出来ており、最終ラインにかかる守備の負担も大幅に軽減されたはずだ。
 
茂、上夷、中川、伊佐ら出色の出来だったメンバーの活躍が光り、松尾と池田が今季初出場を果たしたことも収穫となった。負傷者が出た関係で急遽ボランチに配置された野村も、これからビルドアップに関しての修正を繰り返していけばいいと話す。他会場の結果も関係しつつ、今節の勝利で再び2位へと浮上。チーム状態がよくないときにも勝点を積み、上位に踏みとどまり続けることが、特に混戦となっている今季は大事になる。

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