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闘う言葉

GK 1 高木駿「次の段階まで気の利いた回しがまだ出来ていない」

 

——予想とは異なるミラーゲームの中で、山口蛍選手が数的優位を作ってきた。どういうふうに守っていたか。

最初はとにかくハマっていなかったので、なんとかスライドしてボカしながら守っていた。途中でベンチから指示があって、ウチもボランチを縦にしてしっかりマークする形にした。そのへんから割と落ち着いた。

——前から来る相手の背後は使えていたが、そこでなかなか攻撃できなかったのは。

回すことに関しては自分たちも落ち着いてやれるようになっているのでそれはだいぶ出来たのだが、そこから先のちょっとしたところ。後ろで回しているだけでも相手の寄せは早いし、圧も強い。相手守備に穴を開けて上手く崩していくために後ろで回して少しでも前を楽にしてあげなくてはならないのだが、後ろで回す次の段階の攻め込むところまで、気の利いた後ろの回しがまだ出来ていない。

出来ている部分もあったのだが、やはり真ん中も使わなくてはならない。真ん中はプレッシャーがある中でもいかにそこで食いつかせるか。少しのポジショニングとか。もう少しフリーなところを取って回し続けたりすれば、少しずつ相手のプレスの距離が長くなり、ズレがもっと大きくなる。

回しが割と出来ていたとは言っても、相手を崩しきるところまでは至らなかった。ピッチコンディションも難しかったし、ボールが違うのもあって、止める・蹴るという技術やポジショニングなど、ほんの少しずつのところをもっともっと出来ると思う。それが出来てくれば、もっと相手にとって嫌な回しが出来る。

前線の選手からしたら難しい状況だったと思う。今日は長いボールを入れてもなかなか裏で起点を作ることが出来なかった。そこのクオリティーもそうだし、サイドの裏でしっかりタメを作らせるボールもなかなか通らなかった。

——ということは、公式戦残り5試合の中でもチームとしての伸びしろがあると。

そうですね。本当に、こうやってメンバーが変わっても、ボールを回すなどチームがやろうとしていることはしっかり出来るので。あとはクオリティーやちょっとずつの細かいところ。プレッシャーの速い相手に対してもチャレンジできているのはいいことだと思う。

——悪い内容ではなかった。

はい。やろうとしていることにチャレンジして、粘り強くやり続けた、いい試合だったと思うし、そこまで守備も大崩れはしていない。けれど、やはり少ないチャンスで決めきられてしまった。

僕のロングキックが跳ね返されて、そのこぼれ球からの流れで失点したので、長いボールを蹴った後のチームの対応やその処理の仕方とか、構えてない状態で急にボールが来たときのゴール前の対応なども課題。いつもは構えて守備が出来ているからそれなりによく守れているけど、たまに自分たちが準備できていない状況でボールが来ることもある。今日はそういう状況からやられてしまった。

——個々の力量差は感じたか。

それなりにはあると思った。やはり前線の選手も速いし上手いので、ボールを持たれたらなかなか奪いきれないというのもあった。でも今季J1で戦ってきて、必ずどのチームにもすごい選手がいるし、チーム全体として、その力量差にも慣れてきたところはある。

——ポドルスキ選手のシュートも止めたし(笑)。

あれはポドルスキ選手のコンディションがまだ全然上がっていないと思う。「あそこに蹴りますよシュート」だった。バレバレのシュートでした(笑)。

 

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