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闘う言葉

【記者会見】下平隆宏監督「機動力のある選手でもうひと刺ししたかった」

 

まずは引き分けが多いチーム同士、2-2で勝点1を分け合う結果にはお互い満足していないと思う。先発起用したサムエルが幸先よくいいかたちでゴールを決めてリードしたのだが、そのあとは少し受け身に回る時間が増え、前半からかなり押し込まれる時間帯があった中で、梅崎の素晴らしいゴールが決まり、2-0で前半を終えた。

終始、徳島さんの力に押される、もしくは攻撃力に大して引きこもるかたちになってしまったが、選手たちはそれを受け入れて、守りながらでもカウンターを狙っていくというところを、ピッチの中で頑張って遂行したと思う。ただ、後半の入り15分は絶対に失点しないようにと言っていた中で、54分に失点してしまった。そこからは猛攻をしのぎながら、アディショナルタイムに入ってあと5分耐え切れればというところだったが、最後は白井永地、僕の柏ユース指導者時代の教え子に決められてしまった。彼にはいいゴールだったが、こちらにとっては悔しい失点をしてしまい、同点に終わってしまった。

最後までサポーターの声が届いていたし、ゴールを守るために選手たちも必死で走ってくれた。本当に最後のちょっとのところが足りず、足が伸びず走れずというところで、この結果になってしまったと思う。ただ、まだまだ当然、下を向く段階ではないので、次こそは引き分けではなく勝点3を取れるよう、また選手たちと準備していきたい。

——怪我やコロナで戦力がだいぶ限られている中で、ゲームプランは。

おっしゃるとおり、コロナ陽性者と怪我人が出た影響で少しメンバーを変更した中で臨んだ。プランとしては、もっとボールを持って攻撃したかったのだが、ビルドアップのところで苦戦し、押し込まれる時間が長くなって苦しくなった。後半はそのへんも修正していこうと話したのだが、どうしても2点リードしているところで、選手たちの心理的にはやはり守り切ろうというほうがどうしても強くなってしまった。それでもそれを遂行できればあの状況ではベストだったのだが、1失点目がちょっと早かった。

——前半のいい時間帯は先手を取れていたが、徐々に相手の修正に対応できず押し込まれ、後半に相手が4-4-2に変更してからはなかなかプレスがかからなかった。

後半も押し込まれる時間帯が続くだろうとは思っていた。その時間帯をどれだけ削れるかというところで、われわれも攻撃する時間を作らないと、ずっと押し込まれっぱなしだと体力的にも当然きつくなってくる。そういう意味でももう少しわれわれの時間を増やしたかったというのがまずある。ただ、選手はそれを割り切って受け入れた中で守り切ろうと判断したのだと思うが、それなら最後まで頑張るべきだった。

——交代で入ったのは、そうやって守りながらもカウンターを発動できるメンバーだったと思うが、なかなかカウンターを繰り出せなかった点については。

まずは井上健太しかり、呉屋もそうだし、小林成豪とノム(野村直輝)と、ボランチのところには小林裕紀が入って、機動力のある選手を送り込んだので、そこでもうひと刺ししたいという意図があった、ただ、ちょっと精度のところに課題があったり、どうしても守備の時間が長かったぶん、なかなかカウンターを発動させるまでには至らなかった。

——2点目の梅崎選手はひさしぶりの先発だったが、評価を。

おそらく今季2試合目の先発だったと思うが、ここ最近、彼自身のコンディションが上がってきていて、キレのあるプレーをトレーニングから随所に見せていた。怪我やコロナで離脱者が続出したことを抜きにしても、スタートからピッチに立てるくらいのパフォーマンスを見せていた。その中での先発起用。実際に彼らしくプレーしてくれたし、点も取ってくれた。チームのために攻守に頑張ってくれたと思う。

 

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