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今節の見どころ

J2優勝争い中の磐田との準々決勝。J1の意地を見せたい

 

リーグ徳島戦から中3日でのアウェイ連戦。レギュレーション的に戦力にも制限が設けられる中、J2首位の磐田と対峙する。

 

前回は2種登録選手5人をメンバー入りさせたが

約週1試合ペースとなった9月以降のリーグ戦は3勝2分1敗。苦しみながら積み上げてきたものがようやく実を結びはじめ、チーム状態は上向きだ。
 
とはいえJ1残留争いは、1試合の結果で状況が変わる熾烈な混戦模様。現時点で残留圏の16位を勝点3差で追っており、残り5試合でどれだけ勝点を積めるかのデッドヒートに気を抜けない。
 
直近のJ1第33節徳島戦では、先制されながら終盤の猛追を実らせて勝点1を積んだ。追撃時の新たなオプションも計算できることが実戦で証明されたかたちで、やはりチームの成熟が進むシーズン終盤らしく、戦い方の幅は広がっている。
 
そんなチームが迎える天皇杯準々決勝。ここまでリーグ戦の過密日程の中で戦力をターンオーバーし、リーグ戦で出場機会の少ないメンバーの経験値を積みながら、勝負どころでギアアップする采配で効率的に勝ち上がってきた。2回戦でJFL・ホンダロックSC、3回戦で北信越リーグ・福井ユナイテッドFC、ラウンド16でJ2・群馬と、下位カテゴリーとの対戦で、いずれも決して簡単な試合ではなかったが、2回戦とラウンド16は延長戦にまでもつれ込みながら、最後は“格上”の意地を見せた。
 
ただし、ラウンド16からは戦力が限られた状態となっている。2回戦と3回戦で1得点ずつを挙げた髙澤優也をはじめ、福森健太や黒﨑隼人が夏に移籍し、入れ違いで呉屋大翔、梅崎司、増山朝陽、野嶽惇也が加入したが、この4人はすでに前所属チームで天皇杯に出場しているため、大分でメンバー入りすることが出来ない。8月のタフな5連戦の2戦目となった群馬戦には、5人の2種登録選手を加えて結果を出した。今回はどういう編成で臨むか、指揮官のマネジメントが注目される。
 

磐田にとってはヴェルスパに続き大分のチーム2連戦

準々決勝の相手は、今季J2で優勝争い中の磐田だ。昨年10月に、フベロ前監督からチームを引き継いだ鈴木政一監督が、力量の高い戦力を上手く組み合わせて戦っている。鈴木監督とは2018年J2で、新潟を率いていたとき以来の対戦。当時の新潟は不調に喘いでおり、第27節の大分戦に4-0で敗れて、指揮官交代となった。大分はその後、J2の2位でJ1へと自動昇格を果たしている。
 
今回は逆に、大分が降格圏で足掻き、鈴木監督のチームは好調という状態でのマッチアップ。新潟時代は4-4-2だったが、磐田では3-4-2-1システムを駆使する。遠藤保仁を中心に、どのポジションにも経験豊富な戦力が揃う。中津市出身で大分の生え抜き・松本昌也も、磐田に移籍して5シーズン目だ。
 
天皇杯は2回戦で北海道代表・北海道十勝スカイアース、3回戦でJFLの門番ことHonda FCを下し、ラウンド16は昭和電工ドーム大分でヴェルスパ大分と戦った。ポゼッションスタイルの浸透したヴェルスパのジャイアント・キリングも期待されたが延長前半のファビアン・ゴンザレスの1点を守り、磐田が勝ち上がってきた。
 
そんな磐田もリーグ戦との連戦で、メンバー予想が難しい。23日にJ2第35節・愛媛戦を終えてからのやはり中3日。ただし、この試合後に次のリーグ戦まで1週間のブランクがある大分とは異なり、天皇杯後は中2日でアウェイ大宮戦という日程だ。リーグ戦では栃木戦と愛媛戦で引き分けて、現在2戦未勝利。2位の京都と勝点2差ということもあり、大宮戦ではなんとしても勝点3を積みたいところだ。
 
かように両軍ともに難しい状況での決戦だが、ここを乗り切れば準決勝はリーグ戦終了後の12月。より高い場所を目指し、全力で勝ちに行きたい。
 

試合に向けての監督コメント

■片野坂知宏監督
 
徳島戦から中3日なので、徳島戦のゲームの強度、そしてゲームの状況によって天皇杯・磐田戦をどう戦うかを考えなくてはならない。磐田戦から次のリーグ戦までは1週間空くので、リーグと天皇杯の連戦にはなるが、ここまで天皇杯を並行して戦ってきた中でベスト8まで勝ち上がり、ベスト4に行くチャンス。新たなトリニータの歴史というところでも素晴らしい成果になっていく。だから上に進出できるメンバーを選びたいし、磐田さん相手に勝てるゲームを出来るメンバーを、なんとか組みながら勝ち上がれるようにしたい。残念ながら夏に移籍加入した選手たちは前所属チームで天皇杯に出場していてメンバーに入れないので、出場可能な選手の総力で戦いたい。
 
磐田さんはやはり上手い。ヤット(遠藤保仁)をはじめベテランの選手もいる。3-4-2-1システムの強みを出しながら、J2の中では質的にも戦術的にも上回っている戦いをしている印象。いまはJ2にいるがおそらく来季はJ1に上がってくるだろうし、J1と同等のレベルはすでに十分に備えているチームだと思う。磐田さんもJ1昇格がかかっているリーグ戦との連戦なので、天皇杯にどういうメンバーで来るか、ホームで戦うなかでどういう構成をしてくるかわからない。難しい試合になると予想している。
 

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