DF 15 小出悠太「ひとつひとつのプレーが勝利を少しずつ引き寄せていった」

 

——今日の勝利について。

正直、僕個人としてはミスも目立ったので反省している。でも、どういう形でも勝つことはチームにとって大事なので、そこはひとつほっとしている。また連勝に向けて頑張っていかなくてはならないという気持ちでいる。

——相手もチャンスが多く、こちらは少ないチャンスをものにした勝利だった。

勝てたことがチームとして本当に大きい。もちろん内容にもこだわっていかなくてはならないのだが、何より勝って反省するというのがいちばんいい。勝点3が取れたということが大きいし、これからも続けていかなくてはならない。

——監督が「練習で調子のいい選手を使った」と話していたが、チームとしてそれを出せた手ごたえは。

ディフェンスライン、中盤、FWを含め守備でも最後の最後で体を張っていたし、そういったひとつひとつのプレーが勝利を少しずつ引き寄せていったのかなと思う。

——天皇杯ではいい仕事をしていたが、リーグ戦ではなかなか試合に絡めずにいた中、どのようにトレーニングしていたのか。

コンディションがなかなか上がらなかった部分があった中で、紅白戦などを通じて調子を上げた。暑い中でもプレーできるという自信があったし、そういうところが起用してもらえるきっかけになったのかなと思う。

——五輪による中断後にチームとして戦い方を変えた中で、小出選手のプレースタイルがより生きるようになったのでは。

チームとしての狙いも確かにあったが、今日に関しては自分のトラップの質などがよくなくて、個人的には悔しい気持ちが大きい。その中でも何度かはそういう形を出せたと思うので、そういうところの質を上げて、もっともっと自分起点に裏に出したり自ら駆け上がっていったりというシーンを作っていかなくてはならないと思う。

——自身のゴールが勝利につながったことについては。

J1初ゴールは素直にうれしいし、これからもどんどん積極的に攻撃参加していきたい。

——ボールを収めた瞬間、迷いはなかったのか。左足シュートだったが感触は。

はい。「打っちゃおう」と思った。ショボいシュートになったのだが、上手い感じで相手に当たってくれて、シュートを打つことは本当に大事だなとすごく思った。

——残り10試合、どのように戦うか。

今日のように体を張るなど気持ちの部分もベースにして、それにプラスして自分個人もプレーの質を上げていかなくてはならない。そういうところにこだわって、まずは勝点3を取るところに重きを置いてやっていきたい。