TORITENトリテン

闘う言葉

MF 26 保田堅心「守備のところでパワフルな選手がキーマンになると言われていた」

 

——大一番でスタメン抜擢されたが。

勝たなくてはならなかったので、いちばんは勝つことだけを意識していた。公式戦に出るのはひさしぶりだったし、大一番でシンプルに行った。J1参入プレーオフは注目度が高い中でスタメンで出るチャンスが来たので、やってやろうという気持ちが強かった。

——保田選手自身はやりながら慣れていったのかなと見えていたが。

やっぱり自分が思っていた以上に難しい試合になった。落ち着く時間も少なかったし、そういうところでもっと自分のよさを出していかなくてはいけないなと感じた。守備のところを期待されての起用だったと思うのでもっと強度を出さなくてはならなかったと思うし、もっともっとやれたなという悔しい気持ち。

——相手のキーマン河原選手と、個人やチームでの違いは感じたか。

チームとしてはやっぱり相手はこういう難しい試合でもつなごうとしていた。引っかかってピンチになっても、それでもつなごうとしていた。戦い方なのでいい悪いはないが、そこは違っていた。河原選手とはリーグ戦でも対戦したが、舞台が変わっても落ち着きは変わらず、そこに違いを感じた。

——個人的にはどういうところが必要だと感じたか。

こういう試合で自分が落ち着かせることが出来るようにならなくてはならない。自分のところで一個テンポを遅らせるとか、試合を落ち着かせることが出来るような選手。こういった難しい試合を攻守においてコントロールできるようになりたい。

——試合前に監督から個人的なアドバイスはあったか。

何日か前から、守備のところでパワフルな選手がキーマンになるから、弓場将輝と2人で、どちらか1人が河原選手を自由にさせずに、もう1人がトップ下の平川選手にしっかり付くというマンツーマンのゲームになる。その役割をまずは託された。攻撃はとにかくシンプルにと。その中で自分のよさも出せればいいが、まずは攻撃の内容が悪くても守備はしっかりと、シモさんに言われていた。