TORITENトリテン

闘う言葉

DF 6 三竿雄斗「集中を欠くとやられるという緊張感の中でプレーできた」

 

——今日はWBで90分間プレーしたが、手ごたえは。

最初は探り探りな感じで入った。作りの中でボールを触る回数は少なかったが、右サイドでいい形でボールを奪って自分の方にカウンターで持ってきて何本かクロスを上げるチャンスもあったので、あとは精度のところ。もうちょっと合わせることができれば得点に繋がっていたと思う。本当に最後の質の部分だけだったのではないかと思う。

今日に関しては結構、右肩上がりというか、自分のところで作って右の(𠮷田)真那斗が裏を取るという感じで、ちょっと左肩下がりの4バックに近い感じでもあった。京都で2年間、4バックの左をやっていたので、それほど違和感はなかったし、(落合)陸や(榊原)彗悟、デル(デルラン)たちと上手く連係しながら攻守ともにやれたと思う。ここからもっとコンディションを上げていきたい。

——右肩上がりの戦い方の狙いは、相手WGとの駆け引きか。

いや、攻撃の部分で、僕はあまりスピードがないので、右は真那斗が裏を取る感じで、左は彗悟と陸と連係するというか、ビルドアップの際に自分がちょっと落ち気味でゲームを作るというプランだった。

——その影響もあったのか、特に前半、三竿選手がフリーで待っているのに右の狭いところで無理に繋ごうとしている場面もあった。

右で奪ってグレが起点になって陸が落とし、僕にいいかたちでボールが入っていい感じでカウンターに行けるチャンスが前半も何回かあったし、後半もあった。ただ、もっと回数を増やせると思うし、特に4バックの相手に対してはやはりWBがフリーになれる回数が多くなると思うので、チーム全体としてボールの動かし方の意識を合わせていきたい。

——マッチアップする角選手を見事に抑えていた。

いいタイミングで僕の裏に走って相手のSBにいいかたちでボールを受けさせるようなランニングをするなどインテリジェンスな部分を感じ、ひとつ集中を欠くとやられるという緊張感の中でプレーできたので楽しかった。

——勝点1という結果をどう風に捉えるか。

残留争いをする中では勝点1が大事になってくると思う。もちろん今日も勝ちきるチャンスはあったので、本当に最後の質の部分が課題。1個クロスが合えば、1個相手のストーンを超えることが出来れば、もう1個冷静に中を見ることができれば、得点に繋がるチャンスがあった。そういうところはこの中断期間にも練習の中から求めていきたい。

——次節に向けて。

残り10試合、一戦一戦が大事になってくる。今日も完璧と言うにはほど遠いが、間違いなく前節のいわき戦よりよくなって、ちょっとフットボールらしくなったのではないかと思うので、中断期間を含めてみんなでやっていきたい。