TORITENトリテン

闘う言葉

MF 72 山口卓己「守備のやり方を変えられずに進んでしまった」

 

——試合を振り返って。

前半はいい形でいい流れから得点できて、チャンスも作れた中で先に3点を奪えたのはよかったのだが、そこで4点目のチャンスもあったし、僕自身も決めなくてはならないチャンスがあった中で、4点目を取れなかったことが、相手からすれば少し希望が見える展開に繋がり、相手の気持ちが折れなかったというところがひとつ。

後半の入りからは相手が修正して立ち位置を変えてきて、なかなかプレスに行けなくなった。相手の時間が多い中で、中を通されてワンタッチフリックで1失点目。時間帯としてもよくなかった。まだ3-1だったので逃げきれる展開ではあったと思うが、2失点目は僕が奪われたところからで、リードしていながらもチームの心境を苦しくしてしまった。相手を行けるぞという気持ちにさせてしまったことに責任を感じる。

——前半は相手のビルドアップに合わせて前から守備をハメに行っていたが、後半は相手の右SBのポジショニングに対応できなくなった。ピッチの中やベンチと話しての修正は。

ベンチからも上がってくる、中に入ってくるぞという指示が出ていたが、そこで僕たちの弱みというか、中で解決ができないことが多く、守備のやり方を変えられずに進んでしまった。リードしているのに自分たちでフラストレーションを溜めてしまった。

——相手の変化に対して構える守備に変えたが、構えた中でミスと事故の絡んだ失点が起きてしまった。流れやタイミングも不運なところがあった。

強いチームはあそこでなんとかしのぎきれるものだし、相手の1本のチャンスをギリギリのところでやらせないことは、強いチームになること、勝つことには必要な要素。そこにこの半年間のシーズンの僕たちの弱さが出たと思っている。

——3-5-2システムの練度は一歩進んだ感じはしたが。

3-5-2は攻撃はやりやすく、前にも人数がいるのでターゲットに当てて落としてみんなが関われるサッカーが出来るのだが、守備はどうしても相手のSBやWBに対して誰が出るのかというところが課題になる。今日はインサイドハーフの僕と(中川)寛斗くんが出て、ハマっているうちはいいのだが、激しくスプリントを続けているうちにどうしても消耗してしまう。暑い中でもそれが90分続けられればいいのだが、相手にボールを持たれると精神的にもキツくなる。

ハーフタイムには3点リードしていても受け身にならず4点目を取りに行こうと話をしたが、やはり受け身になってしまった。これまでも前半に勝っていたのに後半は苦しくなってしまうという展開が多かったので、いかに受け身にならないかが重要になる。前半の入りや後半の入りは、最初はシンプルに裏を狙うということも大事だが、それだけでは相手も楽になってしまうし、どこかで勇気を持ってボールを握る時間帯も必要になる。そこの使い分けが、チームとして大事になってくると思う。

——残り1試合、このシーズンの最後の試合をどう戦うか。

今日の前半に出来たこととして、ボールを動かしながらポジションにこだわらず流動的に動くことで相手を混乱させることが出来ていたし、それでたくさんチャンスを作れたのはよかったところ。それを90分通してやり続けなくてはならない。

次の相手が山形になるか松本になるかは明日にならないと決まらないが、どちらも次のシーズンに向けてチャレンジするという意味でいい相手だと思うので、いま取り組んでいる3-5-2を続けるのであれば、流動的に攻めて湧きあがるフットボールを体現していきたい。