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今節の見どころ

千葉のハイプレスからの呉屋大翔に要注意。強い気持ちでホーム3戦目へ

 

今季から新体制でアグレッシブなスタイルを体現している千葉。そのハイプレスにどう対応するか、的確な状況判断が問われる一戦になりそうだ。

 

異例の長時間ミーティングでスタートした今週

3連勝のあとアウェイで清水に対し勝点1と、目下無敗。4試合で4得点1失点と守備も安定しており、傍目にはまずまずのスタートと言える。
 
ただ、清水戦出場メンバーは危機感を持ってその試合を終えていた。「勝点3の見えない勝点1だった」と振り返った野村直輝は、3連勝後の清水戦に向けてのトレーニング中にチームの緩みを感じていたという。場の雰囲気を考慮してそのときは敢えて言わずにいたが、野村自身もその“ツケ”を清水戦で被ることになった。それで試合後にロッカールームで話し、帯同していないメンバーやスタッフにも伝えたいと、オフの日にも梅崎司と高木駿と連絡を取り合ってオフ明け初日に全員でのミーティングを実施。そのミーティングは異例の長時間に及んだ。
 
下平隆宏監督や西山哲平GMは「負けてないし悪くはない」「清水戦の勝点1は大きかった」という評価をしていたが、選手たちにはもっとやれる、もっとやりたいというもどかしさがあったようだ。戦術的なことも含めそのミーティング内容をどのように受け止め、今後にどう繋げていくかは選手個々の価値観に委ねられる。大事なのは一体感だ。その日のゲーム形式のトレーニングでは、清水戦で出た課題を克服するために工夫を重ねている様子の見える選手もいた。
 

ハイプレスからの呉屋恩返し弾に要注意

そうやって挑む今節は、レゾナックドーム大分に千葉を迎える。
 
今季から千葉を率いる小林慶行監督は、2008年に大分でプレーした小林亮(今季からいわきFCコーチ)の兄。解説者時代から知的な印象だったが、2014年6月から2019年までは仙台、2021年からは千葉で指導者としての実績を積み、今季初めて監督としてテクニカルエリアに立つようになった。
 
ここまでフォーメーションは3-5-2を採用。激しいハイプレスで相手の攻撃を阻み、高い位置で奪って攻め返す戦法で強みを見せており、最前線では昨季まで大分にいたストライカー・呉屋大翔が虎視眈々とゴールチャンスを狙っている。前節、清水のプレッシングの前にビルドアップで課題の出た大分としては、ミスからの失点に気をつけなくてはならないところだ。古巣といえば風間宏矢もここまで3試合、途中出場でピッチに立っており、今節も出場すれば昨季J2第24節以来のドーム。攻撃にアクセントをもたらすプレーヤーだけに、警戒して迎えたい。上手く状況判断しつつ割り切るところは割り切ってボールを動かせるかがカギになると思われる。
 
選手個々のポテンシャルも高く強度の高いサッカーを展開している今季の千葉だが、ここまでの戦績は1勝1分2敗といまだ結果がついてきていない。攻めながらも引いた相手を崩せずに勝点を逃す傾向が見えているので、先手を取って優位に試合を進めたい。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■下平隆宏監督
 
今季の千葉はプレスをかけたい意図が見える。チャンスを作っているのもプレスから引っ掛けてなので、そこでの注意は必要となる。前節、こちらはビルドアップに課題が出たが、これまでと変わらずしっかり守備から入る中で、当然、ボールを持って攻撃することも必要となってくるので、プレスをかけられても簡単にミスをしないようトライしていく。
 
東京V戦でも栃木戦でも、観客がたくさん入ったスタジアムでは普段の力以上のものを出せると感じた。ファンやサポーターのみなさんが醸し出す一体感は素晴らしかった。栃木戦で相手の堅い守備を最後にセットプレーという形ではあったがこじ開けられたのも1万人以上のサポーターの力だと思っている。選手たちもあれを体験することで「もう一度ここで勝ちたい」「この雰囲気をみんなで分かち合いたい」と繰り返し感じるようになる。今節も来場いただければまずはわれわれチームの力になり、引いては大分県全体に活力をもたらせることにつながる。トリニータはそういう立場にあると考えている。お互いに力を与えあう関係でいたいので、是非、今節もレゾナックドーム大分に来場いただきたい。
 
■MF 28 野嶽惇也
 
昨日のミーティングで話したことをみんなで整理して共有して練習からやっている。サッカーは相手あってのことなので難しい試合になることもある。前節の引き分けをポジティブなものへとつなげられるよう、しっかり準備してハードワークし戦うことを突き詰めたい。相手を見ながら全員がポジションを取り続けなくてはボールは動かない。その意識を再度統一したい。
 
■MF 10 野村直輝
 
前節はみんなどこか自信がないように見えた。いつもだったら前を向けるところを向けないとか、相手のプレッシャーをすごく大きく感じていたりとか、僕も含めてチームとして物足りなさを感じた。前節、現状の僕たちとしてはあれが限界だったが、まだ出来ることがあったと思う。負けていないことでチームが緩んだり、これでいいと思ってしまうのではないかと危機感を抱いたので、ミーティングで話をした。ここからまた高めていきたい。
 

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