一歩一歩、着実に。“片野坂ロアッソ”を攻守で上回れ

第4節に、今季初失点・初黒星を喫した相手。率いる敵将は元指揮官だ。互いに課題を抱える中、攻守で上回り、前回対戦の借りを返したい。
守備は改善も攻撃の課題は継続中
第12節までを終えて、5勝1PK勝1PK負5敗の五分の戦績。15得点12失点で得失点差は+3となっている。
前節のアウェイ琉球戦では、立ち上がりから中盤の主導権を相手に握られながら苦しい時間を耐え、後半に選手交代で盛り返すも得点には至らず。スコアレスでPK戦にもつれ込み敗れた。前半はプレッシャーに阻まれて攻撃の形を上手く作れない課題が露呈。主導権を奪って流れを引き寄せたあとは、構えた相手の攻略であと一歩が届かなかった。
攻撃面の課題が継続する一方で、守備に関しては改善も見られる。ポジショニングやパスワーク、セカンドボール対応で上回られて押し込まれたが、その苦しい時間帯にも、最終ラインはしっかりと相手を見ながら対応を選べていた。四方田修平監督は「いかに安定感を持ってプレッシャーをかけに行けるかが大事。能力や技術の高い選手に対して苦労する部分もあったので、前の閉め方やボランチのポジショニング、球際なども含めて、もうちょっと質を上げていきたい。よりミスを減らし、攻撃的な守備の回数を増やしていくに越したことはない」と話す。
やはり攻撃面で苦戦中の熊本
今節ホームに迎える熊本は、アウェイで対戦した第4節に、今季初失点・初黒星を喫した相手だ。かつてはともに戦った片野坂知宏監督が、今季から率いている。ここまで5勝1PK負6敗で、13得点15失点の得失点差-2だ。第3節・北九州戦で4得点、第4節・大分戦で3得点を挙げて連勝したが、その後は滋賀、鳥取、宮崎、鹿児島にすべて0-1で4連敗。琉球戦での1-0勝利を挟んで宮崎に0-5と大敗、鳥栖にも0-2で敗れたあと、前節は鳥取に2-0で勝利している。
その鳥取戦が、大分との前回対戦以来8試合ぶりの複数得点。やはりハイプレスに対して苦戦している様子も見え、大分戦で2得点を挙げたチーム得点ランク首位のべ・ジョンミンも、前節の鳥取戦まで沈黙していた。前節の青木俊輔による2点目は、相手のミスを突いての超ロングシュートだった。一方で守備意識は高く、岩下航が欠場していた宮崎戦では大敗したが、前節も苦しい時間帯を耐え無失点で終えている。
互いにハイプレスをどうかいくぐり、ゴールに繋げるかの競い合いとなるだろう。サイドに特徴的なプレーヤーを擁しクロスから好機を狙ってくる熊本に抜かりなく対応しながら、多彩な攻撃で打開したい。
試合に向けての監督・選手コメント
■四方田修平監督
熊本は激しい守備でどんどんボールを奪いにくるし、全員の守備意識が非常に高いので、自分たちが攻撃する部分で難しいところはたくさん出ると思う。昨季までは非常に攻撃的なチームとして戦っていたし、守備も簡単ではない。攻守に拮抗した激しいゲームになるのではないかと思っている。攻守で自分たちが積み重ねてきたものをどのくらい上手く発揮できるか。速攻でも遅攻でもセットプレーでも、どんな形であれ点を取り、より失点を減らして勝ちにいきたい。
■FW 9 有馬幸太郎
シンプルなミスを減らせばもうちょっと上手くビルドアップできると思う。前節も前半の最後の方はボランチの1枚が落ちて左から上手く前進するシーンもあった。相手がボールを持つのが上手い中で、自分たちがボールを奪ってもまたすぐ奪い返されるという展開になって押し込まれ、自分たちの流れにならない時間が前半続いてしまったが、1本2本と上手く繋いでしっかり自分たちのボールに出来れば、もう少し上手く前進できたのではないかと思う。個人的にも毎試合得点チャンスを作れているので、あとは決めきるだけ。


